ダブルケア ケアラー | ダブルケア・介護と子育てにがんばるあなたが気楽になれる場所

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15年の介護と子育てのダブルケアを経験した野嶋成美がダブルケアを楽にするヒント、孤独になりがちな毎日から解放されるヒントを、肩の力が抜ける遊び心を交え提案します。

 

こんにちは。

北海道札幌市の介護と子育ての同時進行・ダブルケア支援研究者の野嶋成美です。

 

 


 

昨日は、北海道ケアラーキャラバンに参加しました。

講師は(一社)北海道ケアラーズ代表理事の加藤高一郎さんです。

ケア支援に欠かせない視点がたくさん詰まっていたため、私の覚書としてまとめておきます。


 

 

北海道ケアラーキャラバンイベント告知

 

 ケアラーズカフェは「答えを出す場」ではない

 

北海道ケアラーズでは月に一度、ケアラーズカフェを開催しています。
加藤さんのお話で印象的だったのは、ケアラーが「自分に気づける」時間を作ることが大切というメッセージです。

 

・丁寧に語ってもらう
・言葉にしにくい気持ちを整理してもらう
・NGなしの安心できる場
・余白を大切にして心のスペースを守る

 

アドバイスや解決よりも、まずは「ありのままの今」を受け止めること。
ここがケアラー支援の原点であると改めて気づきました。

 

 

 ケアラーの特性
 

加藤さんは、ケアラーに共通する傾向をいくつか挙げていました。

 

● ケアする相手にしか目が向かなくなる
● 自己犠牲になりやすい
● 相談内容が具体化できず、どこに相談すればいいかわからない
● 頭や感情の整理が追いつかない
● 固定観念や先入観にとらわれる
● 絶望に包まれてしまう
● 自分がケアラーだと気づいていない

 

 

 ケアラー支援に入る前のポイント

 

・家族の中にケアを必要とする人がいる
・本人と家族の想いや主張を丁寧に聞く
・関係性を壊さないよう慎重にかかわる

 

ケアラーは孤立しやすく、孤独・ストレス・うつのリスクが非常に高いと言われています。
だからこそ、家族まるごと見ることが欠かせません。
ケアラー支援はそのまま家族支援でもあります。

 

  大人ケアラーへの支援

 

・傾聴
・相談
・情報発信
・受け止める/認める/見ている姿勢

 

 

 ヤングケアラーへの支援


ヤングケアラーへの支援内容は、より実務的で多岐にわたります。

 

● 家事支援(公的制度で無料ヘルパーも可能)
● 傾聴・相談(子どもの土俵で場所を選ぶ)
● 食の支援(こども食堂やフードバンクが機能しにくいケース多 → 家に届ける支援)
● 学習支援
● キャリア支援
● 生活支援(除雪など)

 

 

そして必ず押さえるポイント4つ。


「寄り添いはするが、決めるのは本人」
「最終目的は自己覚知」
「保護者の合意」
「継続的な伴走支援」

 

 

ダブルケア

 

 

 関わり方のコツ

 

・日常の声かけ、挨拶(相談になる前の予防支援)
・応援者・サポーターとしての声かけ
・圧倒的味方でいること
・平時にいかに関係性を築けるか
・選択肢を増やして提示
・支える側の心の健康を守る
・安易にアドバイスしない

 

 

 ケアラーは職場にもいる

 

働きながら家族をケアする人たちのことを「ビジネスケアラー」ではなく「ワーキングケアラー」と呼称が統一されました。

社内にケアラー同士の緩やかなつながりに救われたという話が特に印象的でした。

 

 

 情報インプット・アウトプットの重要性

 

ケアラーが家族のケアを続けるには、


・情報を入れる
・アウトプットして協力しやすい土壌づくり

・誰かに話してガス抜き

・専門職の人とつながる
 

情報を仕入れる人は多いが、アウトプットを増やしたほうがいいと話されていました。

 

 

ヤングケアラー支援ポスターとダブルケア本

 

 

 

 最後に

 

加藤さんの言葉には「ケアラー支援は人間成長の機会」という温かさがありました。

ケアラーを一人にしないために。
地域の力がこれからますます大切になると感じた時間でした。