本年度も奈良女子高校での
マナー講習が、5月からスタートしました。
2年生は「品のある振る舞い」。
3年生は「面接マナー」。
どちらの講習でも欠かせないのが
「丁寧で品のあるお辞儀」です。
特に生徒の皆さんが
難しいと感じるのが
「言葉を発しながらのお辞儀」。
例えば、
「おはようございます」
「ありがとうございました」
「失礼します」
などの挨拶です。
つい「言葉」と「お辞儀」を
同時にしてしまいがちですが、
実は「言葉」を発しながら
同時に「お辞儀」をすると、
丁寧さが十分に伝わりにくくなります。
なぜなら、
「おはようございます」を
床に向かって
言っていることになるからです。
挨拶は「床」ではなく、
相手に向かって伝えるもの。
(床に「おはようございます」と
挨拶してもね…苦笑)
まずは相手の顔を見て
「おはようございます」
「ありがとうございます」
と気持ちを伝える。
そして、その後に「お辞儀」をする。
これだけで、
ぐっと丁寧で品のある印象になります。
つまり、
「言葉」と「お辞儀」を
分けること。
これは
「先言後礼(せんげんごれい)」
または
「語先後礼(ごせんごれい)」
と呼ばれるマナーです。
もちろん、
「お辞儀」を終えた後に
もう一度相手の顔を見ること
も大切です。
「言葉」と「お辞儀」を分ける。
たったこれだけのことですが、
相手に伝わる丁寧さや印象は
大きく変わります。
マナー講習では、
開始前と終了後に、
生徒の皆さんが全員起立し、
「よろしくお願いします」
「ありがとうございました」
と挨拶をしてくださいます。
講習前は、まだ慣れていないこともあり、
お辞儀と言葉が
一緒になってしまうことがほとんどです。
けれど講習後には、
「言葉」と「お辞儀」をしっかり分けて、
丁寧で美しいお辞儀が
できるようになりました。
その姿を見るたびに、
私もとても嬉しくなります。
お辞儀は、
日常生活でも、
学校生活でも、
面接でも、
これからの人生のさまざまな場面で
必要となる振る舞いです。
美しく丁寧なお辞儀は、
相手に「大切に扱われている」
という印象を与え
同時に自分自身の印象も
高めてくれます。
だからこそ、高校生のうちから
自然に身につけていただけたら
嬉しいなと思うのです。
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