先日、ミケランジェロのダビデ像の写真を見てふと思い出したので、今日は私が高校生の時に見かけた「彫刻男」の話をします。
今から16年前。
ある朝、いつものように友人と最寄り駅のホームで電車が来るのを待っていると…
道から駅のホームを見下ろす1人のおじさんがいました。
しばらく気づかなかったのですが…
よく見ると、おじさんは股間を露出させていたのです。
あらあら。朝からとっても元気。
しかし ここで顔を赤らめたり、悲鳴をあげたり、動揺したりすると負けな気がした私達は、必死に平静を装い、見えていないふりをしました。
なのに、それからちょくちょく彼は同じ場所に現れるようになったのです。
雨の降る日も…
風の日も…
心が洗われるような清々しいお天気の日にだって…
ギリシャ彫刻のような素晴らしいポーズで元気いっぱいの股間をアピール。
もしかしたらあれは ただの変態ではなく、本物のギリシャ彫刻なのかもしれない。
と、私達が思いはじめた時…
警察官2人により彫刻はあっさり撤去。
やっぱりただの変態でした。
この日を最後に、彼は二度と私達の前に姿をあらわす事はありませんでした。
その後も高校を卒業する日までずっと、こわいもの見たさでついつい彼の姿を探してしまうように。











