先日、とても興味深い講座に参加しました。

あの占星術研究家として知られる、
鏡リュウジ先生に学ぶ「星とハーブ - そのつながりをめぐって-
というタイトルです。面白そうでしょ?






現在のハーブ療法は、
エビデンスに基づく科学の側面が強くなりつつあります。

ハーブの効能となる化学成分が次々と明らかになり、
作用や適応などもかなり明確に分かるようになってきました。

でも実際、17世紀までのハーブ学は、
あくまで自然界に属する伝統医学
であったわけです。

特に西洋の世界観を支配していた占星術的宇宙皆既日食
切り離せない関係にあったのですね。



今でこそ、星占いなどのくだけた側面が目立つ占星術ですが、
17世紀以前の中世では「宇宙の成り立ちを考える学問」とされていました。

宇宙とは「この世の全体」のこと。
つまりホリスティック(holistic)なのです。
人の体も「小宇宙」に例えられることがありますから、
人体をホリスティックと結びつけたのは自然の流れでしょう。


Holisticの語源は、HealthやHolidayなどと同じ。
つまり「全体(身体)は健康で神聖なもの」という意味。


これがわかると、医術と占星術のつながりが見えますよね。
この時代の良い医者、つまり良いハーバリストたちは、
占星術に長けていた人たちのことでもあるのです。

偉大な占星術家で、ハーバリストでもあるニコラス・カルペパーは、
患者の気質や体液の状態を星座に基づき分析、処方をしていたしね。

温かいのか、冷たいのか、乾いているのか、湿っているのか
といった各ハーブの支配星の性質を見ていたのですわ。



確かに、
ハーブにはそれぞれユニークで不思議なダイナミズムキラキラがある、と思う。


葉っぱは月や星の見える「夜」の長さを測って開花時期を決めている。
そして昼間は太陽光線から生きるためのエネルギーを作り出す。
なんらかの形で星々の影響を受けていてもおかしくない、かなと。


実際の処方ケースなども教えていただき、
とても面白く、かつハーブ処方の参考になる講座でした



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ちなみに、ニコラス・カルペパーはイギリス人ということもあり、
鏡先生はイギリスが好きな様子だったなぁ。

イギリスの古典「カンタベリー物語」の中の「医者の話」では、
その医者が占星術に長けているという記述があり、
その部分を楽しそうに音読していたのですわふふ~ん

カンタベリーは私が留学していた地。
イギリス国教会の総本山であるカンタベリー大聖堂がある
歴史深い場所でもあります。

カンタベリー物語は、イギリス国中から巡礼のために集まる人々が、
その道中で披露するたわいもない小話が続いたもの。

サインを頂く時に「カンタベリーに留学してました」と言ったら、
「そうなんですね!」とやっぱり嬉しそうな様子
少しイギリス話で盛り上がって楽しかったです笑い



この世界、もっともっと知りたいので、
鏡先生のクラスがあったらまた絶対に行こうと思います