「環境」大切にしていますか?
人は持って生まれたものと、環境により、人格が形成されるといわれていますね。
人格とまではいかなくても、普段からランチをするのに雰囲気のいいお店を選んだり、休憩するのにゆっくりできるカフェを探したりします。
それは、日ごろ忙しいからこそ、心も体も休めるときに、心地よい空間=環境に身を置きたいからですよね。
私もそういう癒しを求めて、週に1度のお茶の稽古に通っています。
茶室はまちがいなく、最高のパワースポットです。
パワースポットという表現はしっくりこないので、この世で一番のセラピースポットといってもいいでしょう。
なぜなら、
・幾重にも清められた空間。
・人口的なものが一切なく、すべて自然素材。
・人口的な音が一切ない。
条件がそろっているんですよ。
どういうことか、一つ一つ見ていきましょう。
●幾重にも清められた空間。
茶室は、究極までムダを省き、「整え」られた空間です。
茶室は、茶の湯をするための専用のお部屋。
床の間があり、湯を沸かす鉄釜をかける炉があります。
お客さまが入る前に、畳を濡れた雑巾と乾いた雑巾で拭き清め、最後にもう一度ほうきで掃き清めます。
お茶ではきれいにすることを「清める」と言います。
生花も必ず生けられています。
茶室は、写真で見ても、なんだかすっきりと綺麗な空気が流れ、清らかな感じがするのは、手をかけ時間をかけて、整えられているからなのです。
そんな清らかな空間に身を置いて、清々しい気持ちになるのは、言うまでもありませんね。
●人工的なものは一切なく、すべて自然素材。
土壁、和紙の障子、和紙のふすま、床柱、い草の畳、天井の丸太や竹、柱や梁など、茶室はどこをどう切り取っても、自然のものしか使われていません。電気やエアコンは、現代になってから取り付けられました。
それに加えて、茶室は職人さんが心を込めて作ります。
丸太1つとっても、何十年何百年のあいだ森の中で育ったものを使います。材料は吟味に吟味を重ね、大工さんの技により、柱や梁となっていくのです。
そんな茶室で、お茶を一服召し上がってみませんか。
●人口的な音が一切ない。
茶室ではどんな音がするのでしょうか。
・襖を開け閉めする音
・畳を歩く衣擦れの音
・鉄釜の中でお湯が沸く音
・お湯をくみ、お茶碗に注ぐ音
・茶筌のしゃかしゃか抹茶を点てる音
・話し声
・・・
無言ではありませんので、ご安心を(笑)
お客さんと亭主は、会話を楽しみながら、時が流れます。
日常では聞くことのない音、生活では気付かない音が多いですよね。茶室に入ったら「音」に集中してみると、その心地よさは最高です。
・幾重にも清められた空間。
・人口的なものが一切なく、すべて自然素材。
・人口的な音が一切ない。
現代では、これだけの条件がそろった環境は、茶室いがいに探すのは難しいと思われます。どのお店に入っても、BGMが流れ、食器が当たり合う音がし、他人の話し声で自分たちが大きな声になってしまう。
茶室に流れる清らかな空気の中、お湯をお茶碗にそそぐ音や、茶筌でお茶を点てる音がしている、このような環境は人の心を静かに安らかに、かつピンと背筋を心地よく伸ばしてくれるのです。
そんな「茶室」でひと時をすごすしませんか?
えー茶道なんて緊張するワというかた、知識や作法もナシ、洋服で手ぶらOKですので、お気軽にお出かけください。
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