お茶の稽古を30年ほど続けていると、「どうしてそんなに長いこと続けているの?」「何がおもしろいの?」と聞かれることがあります。

「ただ好きだから」では説明になっていないので、今日は理由の1つ「思いやる心」についてつづってみたいと思います。

こちらに書いているように、茶道は「やらなくてもすむけど、やるとすごーーく良くなる」ことばかりです。

これらは、「お客様に、美味しく楽しく、一服のお茶を召し上がっていただく」ためにやるのです。
そして、お茶をお出しする私たち亭主も、一緒に楽しみます。

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先日の侘び寂び茶会では、炭火を使うことができました。

お茶で使われる炭は、寸法がすべて定められ、職人さんが少なくなっていて貴重です。
 

諸事情により電気でお湯を沸かすことが多くなっていますが、お茶では本来、炭の火でお湯を沸かします。

このとき、くべる炭の長さ太さ、炭の量、それにくべ方で火加減を調節します。
火が強すぎると、ブクブクと沸騰しすぎて煮えたぎってしまうんです。
火が弱いと、ぬるい抹茶になってしまい、味はイマイチです。

「湯相を整える」支度は、お客さまが席に入られる前にやり、炭の上には釜を据えます。
 

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こういう見えないところの支度が、お茶には多く、それら一つ一つがとても大切です。

見えないけれど、手を抜くと、必ずお茶の味に表れてしまいます。

目に見えないところは、いわば「土台」。

土台がしっかりしていないと、見た目が良くても、薄っぺらくもろくなりますね。


「お客様に美味しく楽しく、一服のお茶を召し上がっていただく」
そのために、手間を惜しまず、見えないところも、心をくだき時間をかけて、ていねいに支度をする。

 

それが、私の思う「思いやる心」です。

 

 

優雅だねと言われることも多い茶道。

実は、かなり地味ーーな作業ばかりです^^


私は、それがとにかく楽しくて楽しくてー。
お客さまのことを「思いやる心」で、お席の支度をしている時間が大好きなんです。

「思いやる心」でもって、好きなことができるって、何て幸せ~~♪