私は生真面目だけど、ダラダラしたい日もあった。気分はまさに…


やってられへんわ…だった。


そんな日は、やる気がないのは見ただけで直ぐに分かるから、まず先生は体調を気遣ってくれはった。


君、具合が悪いのか?横になりたければ遠慮するな。と、言われて、実はやる気がないだけで元気だと言ったら…


それならいいんだ。心配させないでくれ。と言われた。ダラダラしているから、喝を入れられるかと思ったけど、意外と自由にさせてくれはった。もう、こんな日は、秘書業に、逃げた。何もなければ、無理矢理何かする事を作って欲しいと言ったら…


そうだ!して欲しい事があるんだ。と、笑いながら言われた。なんですか?郵便物の整理とか?と聞いたら…


いや、違う。俺も徹夜明けで、今日はあまりやる気がないから、今から一緒にでかけてほしい。と、言われた。半ばいやいや連れて行かれたのは、ポートタワーの展望台だった。私が、夜景の方がキレイですよね?と言ってしまったから…


じゃあ、今度は君と一緒に夜景を見に来よう。と、言ってはった。その後、一緒に来たのは良かったんだけど。まわりは、いちゃいちゃしているカップルばかりで…。私が、場違いでしたね…と、笑いながら言ったら…


そうか?いいんじゃないの?と、喜んではった。そして、内ポケットに隠し持ってはった、小さな赤い薔薇の蕾を一輪渡してくれはった。


夜景に薔薇は…

流石の私もその日はクラっときた。