先生のご出張の日があった。私も授業がないので、来ないと言ったら…


それが、お願いがあるんだ。論文の入力をしてほしいんだ。と、言われたけど、1泊2日で、研究室に来られないから、やめておくと言った。でも、どうしてもと言われて、ご親友の先生に鍵を預ける事で、了承した。


翌日、鍵を取りに行き、研究室の中から鍵をかけて、論文の入力をした。電話もかなりかかってきたので、伝言だけ聞いておいた。先生から電話があり、かなりの電話があったので、詳細はホテルにFAXをすると言っておいた。


伝言の数件は、あまり人目に触れてはいけないような内容な気がしたから、そこは独作にして送っておいた。先生から電話があった。


君、どうして独作に?練習か?と、言われて事情を言ったら…


君は本当に頼りになるな。心から感謝するよ。と、言われた。意味は分かったか聞いたら、問題はなかったけど、間違いはかなりあったと言われた。


10分後…FAXがきた。


君へ

添削をしておいた。


よく見たら、さっきの独作の添削だった。私の祖父と同じ事をしていたから、笑ってしまった。(祖父は、私の送った英文の手紙はいつも添削していた…💧)


以下ドイツ語

研究室にいるウサギさんへ

貴女に会える明日が待ち遠しい。午後には戻ります。☓☓より


翌日…

午後に戻って来はった。日本茶やら和菓子やら。お土産を買ってきてくれはった。


昨日は君を一人にして悪かったな。


そう言って、お茶を淹れてくれはった。お茶を飲んでいたら…君、気に入ってくれたらいいんだけど…と言って、胸の内ポケットから小さな包を出して渡された。中を開けたら、可愛らしい塗りの簪だった。早速髪に挿してもらった。


よく似合っているな…と、先生は喜んではった。