たまに私は徹夜宣言をした。今日は徹夜すると言うと、必ず先生は…


俺も君に付き合うから。と、言いはった。当時はまだメールが普及していなかったから、連絡は電話かFAXだった。


何か聞きたい事があったら、すぐに連絡してくれたらいいから。と、言ってくれていた。ある日私が今日は自宅ですか?研究室ですか?と聞くと…


悩んでいる。自宅に帰っても一人なんだ。ここだと、君がいたから、一人になっても君の様子が何となく感じられるからな。と笑ってはった。なんか私、お化けとか幽霊みたいやね!と嬉しそうに言ったら…


君とは、なんかこう…話がずれるな。と、笑ってはった。そしてまた…


君のね、気配というか、様子が感じられるから、寂しくないからいいなって事なんだ。ここまで言わないと、分からないかな?と言われたから、分かったよ。一緒に徹夜できたら楽しいねって事でしょ?って言ったら…


そう!やっと噛み合ったな。と、言いはったから、でも私は幽霊にはなれないのよ。と、残念そうに言ったら…


そこはさ、そんなに真剣に考えなくてもいいから。君、やっぱり…面白いな。と、笑ってはった。


結局、研究室に残りはった。私はその晩は、段々と疲れてきて、家からどうでもいいFAXを流していた。なぞなぞとか送ったけど、そんなのにも、快く付き合ってくれはった。