たまに先生のお留守の時があった。最初の頃は、別に寂しいともなんとも思っていなかった。先生が…


君、明日はいないから。明後日には戻るけど。と、言いはったから分かりました…とだけ言った。


それだけ?と、言われたから他に何か?と聞いたら…


寂しいな…とかさ、話し相手がいないな…とかさ、何かない?と言われたから…


ない。真顔  

と言った。先生はなんかあるの?と聞いたら…


明日は君と話せないから、残念だなとは思う。そうだ!明日さ、電話をするから。と言われたから、結構です…と言った。なんでわざわざ電話をしてくるか、分からなかった。私が何をしていたかを知りたいのなら、明後日にきちんと提出はしますから…と言ったら…

 

そういう事ではなく。と言われたから、どういう事なんですか?と聞いたら…


つまり…電話で話をしようってこと。


なんの話よ???真顔


翌日の夜、ちゃっかり電話があった。

今日は何をしたんだ?と聞かれたから、した事を言った。そこからなんやかんや話をして、また明日…と電話を切った。すぐに…また電話が鳴った。


ごめん。一番肝心な事が聞けていなかった。明日のお昼ご飯、一緒にどうかな…と思って。と、言われた。断る理由はなかったから、約束したら…


最初に聞けば良かった。と、笑いながら言われた。何も知らない私は、偉そうに、教え子に気を使ってどうするんですか?と笑いながら言った。先生は…


いや、違うんだ。とだけ言いはったけど、私は何が違うねん…と思っていた。