【医者と患者のありそうな恐ろしい会話】

「自宅に戻って何か注意することはありますか?」
 
「大丈夫ですよ。手術でがんは取り切れましたし、今のところ、がんはなくなりましたから、また元の生活に戻っていいですよ!」
 
「食事もふつうでいいんですか?」
 
「かまいませんよ、肉や乳製品もどんどん食べて体力をつけてくださいね」
 
「仕事も復帰していいですか?」
 
「もちろんかまいませんよ。治ったのですから、元の生活に戻ってかまいませんよ」
 
真にうけた患者さんはもちろん大喜びです! 
そして少し有頂天になり、油断してしまうかもしれません。
しかし、おそらく高い確率で3年以内に再発、あるいは転移に見舞われ、再入院することになります。
 
もうみなさんおわかりだと思いますが、決して元に戻ってはいけないのです。

そして最も大きな問題は、肝心の主治医でさえ、ここを勘違いしている場合が非常に多いのです。

3大治療がひとまず完了したから、患者さんは治った、したがって生活習慣や仕事も元のままでいいというのは大きな間違いなのです。
 
「とんでもありません、それでは元の木阿弥です。まずは元の考え方や生活習慣を変えるべきですよ!」
とアドバイスするのが、まっとうな医者の姿だと思います。
 
『9割の医者はがんを誤解している!』 岡本 裕医師著