ある人と話しているとき、こう聞かれました。
「ろこさんの目は、どういう風に見えているの?」
自然の中で、大きな木を見上げているときに、不意にそう聞かれたのですが、
何だか、すごく新鮮でした。
私の視覚が、障害レベルで不自由さを持ち始めてからもう何年にもなりますが、
この質問は、初めてだったかもしれません。
聞かれて答えようと試みたのですが
結局あまり的を得た説明は出来ませんでした。
だから、質問した人にはきっと
私の目がどんな風に見えるのか?
ちっとも伝わらなかったことでしょう。
私がいつもカウンセリングの姿勢として説明していること。
カウンセラーに必要な
「共感」は「同感」じゃない。
だから気やすく
「わかります」
なんて言わない。
「あなたの感じていることは、どんなだろうか?
と想像してみるけれど、どんなに努力しても
私の感じるそれは、あなたのそれとは同じにはなり得ないのかもしれない。
それでも、あなたのそれを感じたいと思い続けてここに私がいます。」
自分が相手の感覚を完全にはわかり得ないことを認めた上で
それでもわかりたいと願い、隣にいる。
これが私の考える「共感」
「ろこさんの目は、どういう風に見えているの?」
この質問に、何かそれに似た香りを感じ、心がじんわり温かくなりました。
いや別にカウンセリングでも何でもない会話だったから、
言った人にそこまで深い意図はなかったのだろうけど(笑)
きっと優しい人なんだろうと思います。
今日も最後までお読みくださってありがとうございました。


