誰かを見ていて、
「可哀想でたまらない」
って感じること、ありませんか?
胸がぎゅっと締めつけられて、
切なくて、苦しくて、
いてもたってもいられなくなるような感覚。
あなたにも、そんな経験があるかもしれません。
そのとき、あなたはどうしていますか?
助けてあげようとする?
どうしたら救えるか、一生懸命考える?
それができるなら
もちろんそれも一つです。
でも、
もし自分にはどうすることもできないと分かっていて、
それでもなお、
苦しいほど「可哀想」と感じてしまうとき。
そのときあなたは、
その人を心配し続けますか?
「可哀想な人」
として見つめ続けますか?
それはね、
やめた方がいいのです。

なぜなら
あなたが送っているその「心配」は、
実はその人の力を奪ってしまうから。
「可哀想なあの人」
そう思い続ける視線は、
その人を“可哀想なまま”にしてしまう力を持っています。
だからもし、
本当にその人を助けたいなら。
送るべきものは、
「可哀想」というまなざしではなく
「心配」でもなく
「それでも大丈夫」
というまなざしです。
それを、信頼と言います。
「心配」は力を奪い、
「信頼」は力を与える。
では、それでもなお、
どうしても「あの人が可哀想」
と感じてしまうときは?
そのとき、あなたにできることはひとつ。
自分を知ることです。
その「可哀想」
という感情の奥には、
「可哀想な自分」
がいることに気づいていますか?
「可哀想なあの人」ではなく、
本当は
「可哀想な自分」を見ている。
だからまずやるべきことは、
外側の誰かを救うことではなく、
あなたの中にいる
「可哀想な自分」を救うこと。
その自分が救われたとき、
あなたの中に
「私は大丈夫」
という感覚が生まれます。
そして同時に、
「この人も大丈夫」
そう思える自分に変わっていることに気づくでしょう。
そのとき初めて、
あなたはその人に力を与えています。
セラピストとして一番大切な在り方も、
ここにあります。
「それでも、あなたは大丈夫」
そのまなざしを、送り続けること。
だからこそ、
「心配」ではなく「信頼」を。
そしてもし苦しさが消えないなら、
外ではなく内側へ。
あなた自身の中にいる
「可哀想な自分」に気づいてあげてください。
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