おお…晴れているぞ…![]()
金沢はめちゃくそ雨が降る地域なので
太陽が出てるととても珍しいことのように感じて
嬉しくなってしまう。
私だけかな。いやいやみんなウキっとはするよね。
晴れてると無駄に外に出たくなる。
普段はちょっとコンビニ行くのにも
車で行ってしまうのだが
ついこの前(というかずっと思ってはいるけど)
運動するんだい!と宣言したとこなので
ちょっと歩いてみる。
家からほんの100m程歩いたところで
直線の向こうのほうから日傘を差したご婦人が
会釈をしながら近づいてきた。
「私か?」
昼間に学校や会社に拘束されていない自堕落人間の私は
よく見知らぬ人に声をかけられてしまう。
大体その正体は宗教の勧誘だったりして
「ご家庭で不安な事はありませんか」とか言われる。
それが常套句なんだろうが、そのセリフを言われると
不安いっぱいの家庭に見えるのか?と思ってしまい
つい満面の笑みを作って「全くございませんよニコッ!」
と返り討ちにしてしまう。
で、ご婦人が近づいてきたのでちょっとビビりながらも
自分の進む方向なのでそのまま私もご婦人へと近づく。
話ができる距離になったところでご婦人が言った
「すみません、この辺にアパートはありますか?」
どうやら道を尋ねられたようだった。
ちょっと身構えていたので力が抜けてしまったのだが
ご婦人は続けて
「○○町20番地のアパートの302を探してるんです」
と言った。
何!?すごい詳細な住所を言うじゃない
面食らっていると事の経緯を話してくれた。
自分の家に届いた郵便物の住所が、
自分のものではなかったので
その郵便物の住所…つまりさっき話してくれたところへ
届けたい、という事だった。
まぁ…なんと言うか、色々言いたいことや
教えたいことはいっぱい浮かんだが
何となく聞き入れてもらえない雰囲気があったので
そのご婦人の気の済むように
「ここら辺でアパートって言ったらココ…かな」
とそこから20歩ほど歩いた角を曲がった先にある
アパートを教えてあげた。
そこが20番地のアパートなのかどうかは知らない。
もしかしたら合ってるかもしれないし違うかもしれない。
もっと言えば、ほんとにアパートを探していたのかどうかも
私には分からない。
でもご婦人は「ご親切にどうも
」と言って
そのアパートの方へ向かって歩いて行った。
大丈夫だったかな![]()
ってなことがあってちょっとモヤモヤしつつ
またホタルイカを調理する。
まずはレンコンと春菊の茎の部分を炒める。
そこへホタルイカどばーー!
軽く炒めたら、オリーブオイル、ワインビネガー
砂糖と塩胡椒など加えてあったかいドレッシングを作り…
春菊の葉にかけて混ぜる。
いつもの春菊サラダにホタルイカ添え…
ってな感じにしてみた![]()
おお…いいねぇ、合うねぇ。
ご飯のおかずにはならんけど、これ単品で
お腹は膨れましたぞ。
食いしん坊の性なのかもしれんのだけど
ちょっとだけ作るっていうことができない。
もし、ちょっとだけ作ってそれが
すごく美味しくできたら、
もっと食べたい!ってなっちゃうじゃないか。
そんなアホの理由で毎度ガッツリ作って食べてしまう。
小デブになるわけよ。
そうそう…
件のご婦人はこうも言っていた。
郵便局の人に聞いたらこの辺だって教えてくれたので
来てみたんだけど、アパートがなくて…
郵便局まで行ったんかい!
行ったのならそこで郵便物渡してきたらよかったのに!
局員もわざわざ場所の説明するかね
その場で郵便物受け取ればよかったのに…
と後になって出来事を咀嚼し直して余計モヤモヤした。
そもそも郵便物が間違って届けられてしまうのは
住所が似てるから起こることなんだろうけど
だとすればご婦人の住所は
アパートの住所と似てるってことになり
必然的にご近所さんってことになると思うのだが
彼女はこの辺では見ない方だった。
もしや矍鑠とした徘徊……?
散歩がてらドラッグストアへ行く途中で遭遇し、
帰りも同じ道を通ったがもうご婦人はいなかった。
無事郵便物を届けたのか、あるいは………![]()
自堕落人間がみた
白昼夢だったのかもしれない。


