この一か月、集中して「自閉症児のABA療育」についての、研究論文を書いていました。
国際誌に投稿してすぐに、「掲載おことわり」の返信が来ました。
「あなたの論文は、この雑誌の標準にありません」
たしかに、
エビデンスレベルは、高くありません。
自閉症児8名を対象に、ABA療育の前後の変化を、ある視点で調べたものですが、
比較する対象をおいていません。
非自閉症児と比較する、とか、
非ABA療育と比較する、とか、
そういう検討をしていない、という意味です。
エビデンスレベルは高くない、それは分かっていたのですが、私としては、
この研究に参加してくれた8名のお子さんとそのご家族の顔の浮かぶ研究ですので、なんとか、Brief reportの形で、受理していただけないかなと思ったのです。
お返事は、ケーゲルさん(奥さまのほうです)からいただきました。
(※ケーゲルさんご夫妻は、PRTという、ナチュラルなABA療育を創始された方です)
「あなたの時間をむだにしないために、すぐにお断りの返事をしました」とのことでした(笑)
かわりに、
「あなたの論文には、多くの強み(many strengths)がある」という誉め言葉をいただき、
私の論文にふさわしい、ほかの雑誌を5つ、紹介してもらいました。
今はこういうサービスがあるんですね。
「Current Psychology」という雑誌を、一番薦めてくれていたのですが
この雑誌は、今の私には、そうとうに骨が折れそうなので、
ほかの4つの雑誌から、次の投稿先を選びたいと思っています。
昨日は正直、がっかりもしたのですが、
早速、次に向かって立ち直っています。
新しいことも学べたから、よかった、とも思います。
研究者にとって、論文は、「命」ですから。
いつかどんな形でも、日の目を見るように、がんばります。
