先日、日本橋高島屋で行われている草月いけばな展に行ってまいりました。
まずは、1F正面ホールとショーウィンドウに、現家元の「植物インスタレーション」と題した作品が大胆に目の中に飛び込んできます。
そして、8Fホールにおいては数多くの作品展示がされていました。
どの作品も様々な工夫がされいる作品が多く、見ていて大変勉強になります。
今や、フラワーデザイン、イケバナという垣根はないように思います。
枝を組み、葉を裂き、絡ませ、編み込む等々、どれも僕らのヨーロピアンフラワーデザインの世界でも使われているテクニックではありますが、僕が全体的に感じたのは作品作りの構成において、一つ一つの素材の生かし方、見せ方がとても大胆な作品が多かった様に思います。
こちらの画像の作品は、僕の知り合いのSさんの展示作品です。 石化大豆にサンスベリアを組み合わせた作品ですが、シンプルにも感じますが現場で見ると、何かとても不思議な魅力に惹きつけられました。
既に石化されている、過ぎ去った命、そして今を生きている命、が融合し出来た一つの作品としての新たな命。
アートやデザインという事だけでなく、生命という尊さを感じる作品です。
それには、当然その植物の持つ特徴であり植生などを十分に理解していないと、ただ作ってみたいというだけでは、こういった一つのアートとしての作品は、完成出来ないのではないでしょうか?
人の持つ創造力は、はかり知れないものがあります。
人が、植物という生命に新しい息を吹き込み、新しい生命という作品を生み出す。
それが、フラワーデザインでありイケバナなのではないでしょうか。
そんな事を思いながら、会場を後にした僕でした。。。