えっと![]()
気を取り直して、歴史、いってみよう~![]()
■古代エジプト■ ~紀元前3000年頃~
ミイラ作り(死者の魂はいつか戻ってくるとされていた)
乳香(フランキンセンス)と没薬(ミルラ)が使われていました。
その他、植物はこんな使い方に活用されていました。
薫香(くんこう)・・・お香のように植物を燻して出る煙を利用。神殿などで祈りの際に使用。
浸剤(しんざい)・・・お湯やオリーブオイルなどに植物を浸して、ハーブティーやハーブオイルに活用。
■古代インド■ ~紀元前1500~1000年頃~
インドの自然の神々への賛歌集『リグ・ヴェーダ』の誕生
アーユルヴェーダのルーツがここに見られます。
→アーユルヴェーダとは、「生命の知識」という意味の言葉。ヴァータ、ピッタ、カパという
3つのエネルギーバランス(トリドーシャ)を基礎とする伝統療法。医学、哲学、そのほか
様々な生活方法などが含まれている3000年以上も歴史を持つものです。
■『旧約聖書』■
アラビア南部のシバの女王(BC10世紀頃)がイスラエルのソロモン王へ訪問する際に、
大量の宝石や黄金とともに乳香と白檀(サンダルウッド)を贈ったという逸話の記載あり。
■古代ギリシャ■
医学者ヒポクラテス(BC460~375年)が、西洋医学の基礎を築き上げる。
これまでの呪術的な療法ではなく、病気を科学的にとらえた人物。
「医学の父」と呼ばれる。
『ヒポクラテス全集』(BC3世紀編集)、マッサージの重要性を説いた。
哲学者テオフラストス(BC373~287年頃)は、アリストテレスの弟子。
「植物学の祖」として有名。
『植物誌』にて、植物の分類などを研究した結果を発表。
■アレクサンダー大王■
アレクサンドロス3世(BC356~323年)=アレキサンダー大王も同じくアリステレスの弟子。
マケドニア王国の王。
22歳のときに、東方遠征を開始し、中央アジアやインド北西部に至る広大な帝国を築いた。
その影響で、東西文化が活発に行き交うようになり、ギリシア文化とオリエント文化が融合した
ヘレニズム文化が誕生。
東西のハーブやスパイスが交易品として盛んに取引されるようになった。
■クレオパトラ7世■
絶世の美女、古代エジプト・プトレマイヨス朝最後の女王クレオパトラ7世は香料を巧みに使用し、
ローマの独裁官カエサルやその部下アントニウスの心をとらえた。
■イエス・キリストと『新約聖書』■
『新約聖書』にイエス・キリストの誕生したときのエピソードとして、東方の三賢人(博士)は、イエス
が誕生した馬屋をたずねて、黄金・乳香(フランキンセンス)・没薬(ミルラ)を捧げたと記している。
乳香と没薬は、「神の薬」を象徴。
イエスを葬るときには、「ナルドの香油」をイエスに塗ったという一節あり。
これは、チケット地方原産のスパイク・ナルドを油に浸出させてものであったといわれている。
■古代ローマ■
博物誌家プリニウス(23~79年)は、77年に全37巻に及ぶ『博物誌』を著した。
古今東西の文献を参考に、彼の観察と思想を織り込んだ大規模な自然誌。
暴君で有名な皇帝ネロ(37年~68年)は、無類のバラ好きであった。
バラの香りや香油を身体に塗らせて楽しんでいた。
古代ローマでは、火災防止のために公衆浴場が各地で作られ、一般市民も香油を塗るなどしていた。
医学者ディオスコリデス(40~90年)は、皇帝ネロの統治下のローマで、軍医として活躍。
『薬物誌:マテリア・メディカ』を著した。
植物600種、動物や鉱物などあわせて1000項目が収載されている。
中世・近代ヨーロッパ、アラビア世界において長く利用された古典で、512年に『ウィーン写本』として
ビザンツ帝国の皇女に献上されたことが有名。
400点近い植物画を含む491枚の羊紙(羊の皮でできた紙)でできている。
医学者ガレノス(129~199年)は、ヒポクラテスが築いた医学を基礎として、古代ギリシア以来の医学を
集大成した人物。17世紀にいたるまで、欧米では医学の権威として崇められた。
人体解剖は行わず、動物の解剖を行うことで、生理学・解剖学において功績を残す。
コールドクリームなどの製剤法の創始者としても有名。
※「コールドクリーム」・・・植物油などの油性成分と水を混ぜて作ったクリーム。
皮膚に塗ると水分が蒸発して冷たく感じるので、このネーミングになった。
■古代の中国■
東洋の薬草学書『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』は、ディオスゴリデスの『マテリア・メディカ』
と並び称されている。
本草・・・中国の薬物についてまとめた学問
本草書・・・薬物についてまとめた書物
5世紀末 陶弘景(とうこうけい、456~536年)が再編さんし、730種類の薬石が記された『神農本草経
集注(しっちゅう)』という形で今日に伝えられている。
→中医学、漢方などの伝統的中国の医学として成り立っていく。
続く