■人間は左側が好き 左側パラダイスの法則
あなたは自転車に乗るときに、自転車のどちら側から乗りますか?
たいていの人は、左側から乗りますよね。
今度地下街なんかを歩いているとき、どちら側を歩いているかを気にしてみてください。
地下街なんかで、何も指示していないと、人間は左側通行になりがちです。
さらに陸上競技のトラックやスピードスケート、野球のベース、すべて時計の針とは反対の左回りになっています。
そのほうが記録が伸びるからです。
このように、人間は無意識のうちに、左側にとらわれているのです。
この習性をマーケティングに応用する。
これを「左側パラダイスの法則」といいます。
デパートやスーパーでも、店舗を設計する時は、客の流れが反時計回りになることを考慮して売り場の位置などが設計されるし、テーマパークの本場アメリカでも、テーマパークは多くの人が左側を歩くということを基本に設計するのです。
(もちろんそんなこと考えていないデパートやスーパーもありますけど)
さらに「左側パラダイスの法則」は商品陳列なんかにも応用されています。
それは、「人間の視線は、左上から右下、斜め左下と移動し、最後に右下と、Z型に動く」。
これを応用するなら、新商品や購入してほしい商品など、目立たせたい商品は、左の上のほうに陳列すれば、より強い印象を与えることができるわけです。
人間は、さまざまな場面で左側にとらわれているのです。
それだけに、「左側パラダイスの法則」は、店の動線、ショーウインドウの位置、ディスプレイの構成、POPの場所など、多くの点に関わってきます。
どうして人間は左側にとらわれるのか?
「左に心臓があって、それを無意識にかばうため」
以前はそんな迷信がありましたが、それは嘘です。
これは人間の脳のせいなんです。
人が空間を捉えるのは、右脳なんです。
だから空間を意識するのが、左になるということ。
(脳の反応は嗅覚以外左右、クロスして出るから)
知らず知らずのうちに、買いずらい店を作ってしまったり、落ち着かないレストランにしてしまっているのも、この法則を意識していなかったからかも知れません。
あなたも自分の店を今一度見直してみてください。
