人間の心理を理解して、それを集客に役立てるというのは、昔からマーケティングの世界では研究されてきました。
たとえば、これなんかもそうです。
人は往々にして、ほかの人と同じような行動をしようとするものです。
これを心理学では「同調行動効果」と呼んでいます。
だから、街中に人だかりがしていれば、より多くの人が集まり、さらに人だかりは大きくなる。
路上で商品を売る人たちも、サクラ役がお客を集めるのに一役買っているという場合が多い。
これも「同調行動効果」を巧みに使っているのです。
「同調行動効果」
これをうまく利用しているのが、コンビニの立ち読み
コンビニエンス・ストアを利用しますか?
今やほとんどの人がコンビニを使っていると思います。
確かに名前の通り便利です。
別に買うべきものがあるわけでもないのに、1日に何度となくついフラフラと行ってしまう、そんな人もいるかもしれません。
そのコンビニ、お客が集まりやすいように、ちゃんと計算されて店舗の設計がなされているんです。
ポイントになるのが、雑誌や漫画など本の置いてあるコーナー。
実は、このコーナーは、お客が立ち読みをしている様子が外から見えることを前提にして作られているのです。
というのも、人間は中の様子が見え、しかもそこが賑わっていると、安心して自分も参加したくなるという習性を持っているということ。
だから、今度コンビニに行ったらよく観察してみてください。
雑誌のコーナーは、立ち読みしているお客が正面から見えるようになっていると思うんです。
店の奥に設置してあるコンビニはあまりみかけません。
あったとしたら、正面に移したほうが集客が増える可能性があります。
あなたの店はどうでしょう?
店内の様子が、外からまったく見えないようになっている店はちょっとソンしていかも。
逆に言えば、あなたの店にお客を集めたければ、店内の様子が外から分かるようにし、賑わっていることを外の人間に分かるように工夫してみましょう。
ウェブサイトでも同じようなことがいます。
ホームページやブログの記事についている、ソーシャルプラグイン(Facebookのいいね!ボタンやTwitterのボタン、はてぶのボタンなど)。
いいね!の数とかが出ています。
Facebookのいいねの数が多いと、みんなに読まれている記事だからいい記事なんだ、と把握されるわけです。
そして、また読む人が増えたりする。
インターネットの世界では、たくさんアクセスを集めるサイトが、さらにアクセスが集まりやすくなるという現象が起きやすくなります。
特にソーシャルメディアが普及したことで、これがより顕著になってきました。
ソーシャルメディアの特性上、クチコミの拡がりがハンパないですから。
たとえば、はてなブックマークされると、はてぶのサイトに掲載されます。
そうすると、さらにブックマークがつく傾向にある。
ある程度ブックマークされると、それをニュースサイト、たとえば「グノシー」などに取り上げる。
さらに見る人がたくさん出てきて、また拡散する。
こういう感じで「バズ」っていくわけですね。
「同調行動効果」
人間はほかの人と同じような行動をしようとする。
そういうことです。


