原題『Intouchables』
触れることができない
触れてはならない
社会ののけ者
扱いが厄介なもの
富豪のフィリップの “首から下は全部麻痺”という『障害』に目がいきがちで
介護者が素晴らしい術をもって、明るい未来が開けるのか。。と思ったら大間違い。
フランス映画ですもの、そんなに優しいわけがない(笑)
この題名はフィリップだけでなく、介護側のドリスにも言えることで
彼にも“触れてはならない”過去がある。
投獄履歴や、いまだに裏社会に顔がキクことでもわかります。
そんな『触れてはならない過去』と『扱いが厄介な現状』の二人が出合ったことで
これは、ひとつの奇跡なのかな・・・と思える展開に。。。
そんなストーリーなので、身近に障害のある方がいなくても
充分に心にしみる作品になってるけど・・・(人生の一本かどうかは別として)
今回は、ちょっと外れた見方をあえてしますが。。。
私は2が立派な障害者(?)であることで
障害を持つ人を扱ったものは、大嫌いで何も見なかった。
24時間テレビなんて最悪で、
あの同情を引く作りがどうにも我慢がならなかったのです。
そんな意固地な私とかにも向いていたかも、この映画。
シュールな笑いや表現は、かえってさらっとした肌触りで
障害に触れても落ち着いて観ていられた。
ドリスを介護者として採用した理由が
「彼は私に同情していない」だったわけで、それは実に本音だな・・と。
「何をいまさら」とか「そんなの当たり前じゃん」とか
「私だってそういう気持ちで接してきた」とか。。。
介護者側の気持ちに同調したり反発したりしながらも
「ああ・・・そこは考えが及ばなかったかも・・・」と思える部分もあって。。。
ドリスの容赦ない接し方が、なぜか私の心を軽くしたもんです。
普通~に、普通~の映画として鑑賞するのもいいのですが
身近に障害を持つ方がいる人に、ぜひ観てほしいかなって思いました。
私ほどに意固地人間にも、するりと入ってきてくれる作品です。
決して重くないから。
それにしても、今回も邦題には意義を申し立てたい。
原題のままでないと、内容が全然違ってきてしまうじゃないのさっ![]()
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