誰かを喜ばすために

1つ多めに笑った
 
 
誰かを困らせないために
ストップウォッチを持って走った
 
 
誰かの不機嫌が怖くて
1オクターブ上げてしゃべった
 
 
少しずつ
自分をすり減らして
 
被害者意識などないわ、って顔をして
 
 
研磨されつづけて
遠心力で
飛ばし続けた粉は
 
 
積もりに積もって
パンクした
 
 
抑圧のなかで
発酵して
 
被害者意識のガスタンク
 
 
ラベルは
つたない
わたしの字
 
 
 
あれはいったい
いつ書いたのだろう
 
 
筆圧すら
もうなかったな
 
 
 
 
いい人じゃない
 
いい顔を
 
ただ、してきただけなのだ
 
 
360度
他人と自分を
見張り続け
 
 
人の数だけ
オーダーメイド対応
 
 
誰にも頼まれていないこと
不信だけ産んでいた
 
 
 
気がつけばおわり
 
ジャンクション
 
 
死んだ目をした
カメレオンだったからこそ
 
愛してくれたひととは
道が分かれる時がある
 
 
 
 
猛暑に背筋など伸ばさなくていい
 
 
ゆっくりいきる
 
 
つめたい氷を
食べにいく
 
 
晴れているからって
 
おひさま色のシロップを
 
 
選ばなきゃいけない
こともない
 
 
「役割りのないわたし」
だからこその
 
役回りがあることは
 
 
たまには
あるかも、だけどね
  

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