エフ・クラージュ 川崎由美子です。
ひょんなことから、ショコラさんという方の「58歳から日々を大切に小さく暮らす」という本に出会いました。
ショコラさんが60歳のときに始めたブログ「60代一人暮らし 大切にしたいこと」が、シニアブログとしては異例の月間60万PV。
ひとりで慎ましく、でも日々を大切に暮らす様子が支持されています。
ということで、ブログは今も更新されていますが、ムック本や書籍にも登場し、ついに著書を、ということで出されたのがこの本。
ミニマリストというのではないのですが、とにかく、ものは自分のお気に入りのものだけにシェイプして行き、シンプルな暮らしに。
「自分で動かせない」ものは処分。
年を取るほど体力も落ち、力もなくなり、面倒だなと思う気持ちに拍車がかかるだろうなと思ったからだそうです。
また、お金はかけられないけれど、良い服が欲しい、ということで、洋服やバッグはヤフオクで質のよいものをGETするんだそうです。
食器なども、気に入っているブランドのものを必要な枚数だけを揃え、日々の食卓を楽しんでいる様子がよくわかります。
本には、部屋の間取りや部屋の様子、持ち物、家具、食器などたくさんのショコラさんの暮らしぶりを紹介する写真も載せられており、日々の暮らしを想像することができます。
息子さんたちが成人後に離婚。
その後、住まいについていろいろ思案していた時に、マンションの値段が底値で、ちょうど一人住まいにはよい間取りのマンションを見つけ、思い切って購入。
最初は中古にすればよかった、もっといろいろ検討すればよかった、など落ち込んだそうです。
間取りも独特で、効率が悪いと思っていたけれど、住んでいるうちに愛着も湧いてきたそうです。
また、息子さんたちの「実家」にもなるし、マンションには自分と同じような一人暮らしの女性も多いということで、そういうところからも買ってよかったと。
今はローンも完済され、パート勤めでの月12万円の収入でのやりくりだそうです。
元々営業職でバリバリ働かれていたそうですが、体調を崩したりしたこともあり、これからの自分のことを考えて57歳で早期退職。
ということで、収入は昔と比べるとがくんと減っているので、「身の丈に合う」ような生活水準にすればいいだけだと。
そうやってどんどん暮らしをシンプルにしていくことで、本当に自分が好きなもの、好きなこと、心地よいことがわかって行って、今のような暮らしに落ち着かれたんだろうなと思います。
収入12万でも、これだけ生活が楽しめるんだなというくらい、メリハリをつけた生活をされている様子がよくわかります。
普段の食事は質素に、休日は友人や息子さんと外食。
読書も好きで、専ら図書館で読みたい本を借り、ゆっくり読書。
健康にも気を遣っていて、日ごろからとにかくよく歩く、また、休日には自転車で遠出したりと、「自分時間」を大切にされているんですね。
とにかく、目の前の小さな幸せに満足しているからストレスフリーだとショコラさんは言います。
もちろん、若い頃はもっと欲しいものはバンバン買っていたし、人と比べては人を羨み、ストレスになっていた。
離婚してひとりになり、自分で自分を養っていかなくてはならなくなった時、人と比べることは不幸になる無意味なことだと思い始め、じょじょに比べることをしなくなっていったそうです。
それは、どんなにお金がなくても、自活しているという自負がそうさせたのでは、と言っていますが、これもけっこう大切なことではないかと思いました。
こういう60代女性の一人暮らし・・・慎ましやかに、でも工夫して楽しむ生活に多くの人が共感し、この本を出すことになるまでに。
読んでみると慎ましやかといえど、こだわりはすごく、とにかく、出来る範囲で自分の「快」を貪欲に追求されている姿、これぞ、自分を大切にする、の極みだなと感じました。
また、ご自身で自分の「城」を手に入れ、だれにも頼らず自分の力で生きている、ということもこの暮らしを実現するのに大きな原動力になっているように思います。
ボケ防止にパソコンを始め、日々のことを記録として綴っていただけ、というブログから、こんな本にまで発展していったということは、ショコラさんにはこれからもまだ可能性が潜んでいる気がします。
こういう生き方に多くの50代60代女性が勇気をもらえるのも納得できますね。
本日もお読みいただきありがとうございました。
エフ・クラージュ
川崎 由美子

