エフ・クラージュ イメージコンサルタント川崎由美子です。

 

最近、テレビは以前よく見ていたサスペンスドラマなど一切見なくなり、今のお気に入りはテレビ大阪の「なんでも鑑定団」。

 

いろんな骨とう品(でない場合もありますが)に毎回興味津々で・・・

 

焼き物や掛け軸、絵画、玩具、更には土偶(!)と言ったいろんな古い芸術作品の歴史、価値、美しさ、そして作家の生い立ちからこだわりまで詳しく解説してくれるので、知見が広がり、楽しく見ています。

 

先日も見ていましたら、ある方が茶器の鑑定をしてほしいと出演されていました。

 

そして茶器についての解説の中で、茶道には「不完全なものの中に美しさが宿る」という考え方があるという言葉を聞いてハッとしてとても印象に残りました。

 

 

 

人間というのはもともと本能的に完全なものを求めようとします。

 

これはもう動物的な本能なんですね。

 

というのも、動物たちは見た目が左右対称で整っている個体を繁殖相手に求める傾向があると言います。

 

なぜかというと、そういう整った見た目の個体を「健康である」と見なし、健康な子孫を残すためにそうするように本能的になっているらしい。

 

われわれ人間にもその本能は残っていて、やはり完全、完璧なものを求めようとします。

 

例えば、才色兼備の人がいたとしたら・・・

 

いいな、あんなふうになりたい

 

と憧れることでしょう。

 

また、完璧に美しい人を見ると、見た目で一瞬、目を引かれることでしょう。

 

でも本当にその人に惹かれるのは、その後その人の人間性を知った時じゃないでしょうか?

 

その人が経験してきたいろんなことからにじみ出る人間性・・・つまりその人の口から出る言葉や人に対する姿勢など・・・

 

それはその人が経験してきたことの中からしか湧き出てこないと思います。

 

 

 

 

私自身、いろんな意味で最初からとても「不完全」だったから、いろんな苦労もしたし悩みも深かったけれど、だからゆえにそこから得たものは本当に多くあったなと今は思います。

 

自分で「不完全」と思うことは多分死ぬまでたくさんあるんだと思います。

 

今も自分の不完全さに途方に暮れそうになることもあります。

 

つまり、自分の求める理想からは程遠い自分に対して、です。

 

これ、本当に何とかなって行くものなの・・・?と。

 

でもそれでも何とかなることを信じて取り組み、向き合うしかない。

 

不完全だからこそ、改善するための過程で気づくこと、一つずつクリアしていく喜びを得ることができる。

 

 

 

岡倉天心もこんな言葉を残しています。

 

本当の美は、心の中で未完成なものを完成させようとする者によってのみ、発見されるべきものです

 

いろんなアスリートを見ても、いやアスリートに限らず、失敗や挫折を経ている、苦労してきた人ほど、輝き、人間性も磨かれ、そして私たちはそんな人に惹かれます。

 

自分の中にあるいろんな不完全さに気づき、それを自分なりの「完全」に近づけようと、自分と向き合って何かに取り組み続けること、その中に本当の美しさというものはあるのだなあと改めて思いますね。

 

清少納言も、欠けた月の方が美しいという言葉を残していますね。

 

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

エフ・クラージュ

川崎 由美子

 

 

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