エフ・クラージュ イメージコンサルタント川崎由美子です。

 

「秘密」を打ち明けることが一般的に「カミングアウト」と呼ばれていると思います。

同性カップルである私とパートナーにとって、「カミングアウト」、時たましないといけない場面に出くわします。

とはいえ最近はさらりとやっちゃうのですが、少し前の私にとって、「カミングアウト」というのはとにかくおおごとでした。

なぜなら、自分自身に対するカミングアウトが全然できていなかったからです。

思うに、セクシャルマイノリティにとって最初の難関は、「自分へのカミングアウト」ではないかと思います。

自分の性的指向を認め、それを自分で受け入れ、そして肯定する、ということなのですが・・・

私の場合はこれがなかなかできなかったんですね。まさに難関。

人へのカミングアウトどころか、自分へのカミングアウトができるようになるまで、30年以上はかかったんじゃないでしょうか。

何となく自分が人と違う、ということに気づいてからが葛藤の始まりでした。

というか、人と違う自分の性的志向は認められず、受け入れられず。自分を肯定することなど到底できなかったんです。

なぜ?どうして?どうしてこんなふうに生まれたの?

という答えのない問いばかりを繰り返し、その答えを探し続け、本当の自分を押し殺して生きて行くしかない、とさえ思いました。

そして両親や祖父母に対しては、申し訳ないという罪悪感にさいなまれ続けました。

私が「普通」に生まれていれば、「普通」の幸せを与えてあげることができたのに・・・と。

「普通」の結婚して、「普通」に孫の顔を見せてあげられていただろうに、と。



でも、自分でない自分として生きて行こうとするのはとても苦しいことです。

 

ありのままの自分にOKが出せないことは、本当につらいこと。

30歳頃の時に、同じようなセクシャルマイノリティの人に出会えて初めて、自分は一人じゃない、と思えて、それまでの孤独から少し救われました。

それでも、私の中にあった自己否定と罪悪感はかなり長く消えることはありませんでした。

パートナーと出会えてもなお、長く苦しめられましたね。




この苦しみから逃れたい一心で、、自分は価値のある人間だということを自分で思えるようになりたくて、とにかくあらゆることをしてきました。

ありのままの自分はダメな存在、で価値がない

という根深い思い込みを、

ありのままの自分でいい
私には価値がある


という思いに変えたくて・・・。

そうでなければ何をやるにも自分を否定することから逃れられないからです。

そしてたまたま出会った外見磨き。

今よりきれいになれたらそれでいいと思って始めた外見磨きが、実は、自分を価値あるものとして扱う行動だったのです。

それに気づかず、せっせと日々外見磨きを続けてきた私の潜在意識は、自分を価値あるものとして扱う私の行動により、少しずつ変化していきました。

今から9年ほど前に外見磨きを始めましたが、今はすっかり、

ありのままの自分でいい
私には価値がある


と思えるようになり、レズビアンという私のセクシャリティを、自分のかけがえのない個性だと思えるように。

やっと、「自分へのカミングアウト」ができるようになったのです。

今では、「普通」では経験できない人生を送れることをラッキーだとも思います。

そして、そういう私だったからこそ、パートナーとも出会えたのだと。



今思うのは、「自分へのカミングアウト」という行程は、どんな人にもあり得ると思います。

図らずも自己否定している人は少なくないと思うからです。

私は、「自分へのカミングアウト」つまり、自己否定を自己肯定に変えることを経験したくてこういうセクシャリティに生まれついたんじゃないかと確信しています。

自分をネガティブにしか捉えられない自分から、肯定できるようになる過程の間は辛いことも多いです。

でもいつしか、ありのままに自分にOKが出せるようになった時の幸せ感は、これを経験した人にしかわからない気がします。

ありのままの自分で価値がある

と思えるようになって初めて、自分の人生が生きられる。

必ず、自己否定は自己肯定に変えられること、そしてそのための手段があるんだということ、そして、ありのままの自分でいいと思えるようになった時の幸福感はどれほど素敵なものかを私はこれからも伝えていきたいですね。

なるべく多くの人が、「自分へのカミングアウト」ができるように。
 

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

エフ・クラージュ

川崎 由美子

 

 

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