エフ・クラージュ イメージコンサルタント川崎由美子です。

 

 

八千草薫さんが亡くなられました。

 

昨日の夜ネットでそのニュースを見た時に、言いようもなくショックを受けた私がいました。

 

最近はテレビドラマもほとんど見ず、日本映画もほとんど見ない私なので、八千草薫さんの演技も最近はほとんど見ていないと言ってもいいくらいなのですが・・・

 

88歳になり、がんに侵されてもなお、仕事復帰を目指している、ということをどこかで読んでおり、どうか復帰できますように、と秘かに祈っていたからです。

 

そして、いくつになっても変わらぬ可憐さ。

 

しかし、その外見からは想像できない強靭な精神力の持ち主だったと言います。

 

誰にもまねできない、誰も彼女のことを悪く言う人はいないだろうという存在感、人柄の持ち主の人だったと今改めて感じています。

 

 

 

そんな八千草薫さん、本当に素敵な言葉を残しておられます。

 

自然と動物が好きだった八千草さん。動物学から学んだことをこのように語られています。


『時間というのは、人間にも動物にも植物にも平等に与えられるものです。死も一緒です。生きとし生けるものに、確実に訪れます。私も病気をしたことで、自分の『死』が近づいたことを感じました。

 

ですが全ての生き物の中で人間だけが、取り返しのつかない過去を嘆いたり、どうなるか分からない未来を不安がったりしています。過去や未来のことを心配しても何にもなりません。どうにもならないことは考えなくていいのです

 

では何を大事にして生きればいいのか。

 それは「今」です。1日をきちんと大切に生きるというのが、本当はとても難しい。目の前のことをごまかして先に進んでも、結局はうまくいかなくなります。私は「今」というこの瞬間から逃げず、一瞬一瞬を大事にして生きたいです。』

 

やっぱり、大切にすべきは「今」。

 

変えることのできない過去やどうなるかわからない未来を不安に思うよりもとにかく、今を大切に生きる。逃げることなく。

 

 

 

そして手記の中でもう一つ私にとって贈り物のような言葉を見つけました。

 

馬馬虎虎。

 

宝塚出身の私がだんだんと映画に出演するようになった頃、慣れない現場でガチガチに緊張することが多かった。主人はそれに気づいていたのでしょう。私の緊張をほぐすように、この言葉を何度も言い聞かせてくれました。

これは中国の言葉で、「まあまあふうふう」という読み方をするのだそうです。本来は「いい加減な」とか「やっつけに」という意味があるようですが、私達夫婦は「良い加減」という解釈で使っていました。肩に力を入れすぎず、ほどよく生きる、といったニュアンスになるのでしょうか。主人にこの言葉を教えてもらってからの私は、良い加減に力を抜き、楽に生きることが出来るようになった気がします。

 

私も絶えずいろんなところでいつも力が入っていていつも、ゆるっと抜きたいと絶えず意識しています。

 

八千草さんもそうだったんだ、という思いと「馬馬虎虎」という言葉、口にするともなんだか力も抜けそうな言葉。

 

初めて知りましたが、いい言葉だなと思いました。

 

 

 

もうあの優しい笑顔を見られないだなと思うと本当に残念でなりません。

 

でも88年、1日1日を大切に、そして最後まで自分のありたいを貫かれた姿と、その静かな中に強さも感じる佇まいは、私もそんなふうに年を重ねて一生を終えられたら、と思う、そんな女性でした。

 

ご冥福を心よりお祈りいたします。

 

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

エフ・クラージュ

川崎 由美子

 

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