エフ・クラージュ イメージコンサルタント川崎由美子です。
先日、イチローの現役引退のセレモニーがマリナーズの本拠地のスタジアムでありました。
英語で約5分間スピーチをしましたが、やはり胸打たれるものがありました。
スピーチの中でも行っていましたが、彼がアメリカに行った約20年前は誰も彼が結果を残すとは信じていなかった。
だって、パワーヒッターとは程遠い体格。実際にパワーヒッターっぽくない打者で、ホームランをガンガン打つようなタイプではない。
それでも彼はヒットにこだわりやがて安打製造機と呼ばれ、独特の存在感を発揮していくことになりますが、当時のイチローを思い出すとどこか”尖がってる”感は否めませんでした。
自分はヒットにこだわっているんだ
という、これまでにないあり方を結果を出しながら主張していったイチローですが、尖がらないと自分のやりたいことができない、ありたい姿でいられない時代だったのだと思います、20年前は。
あの当時、自分のありたい姿にこだわる人は、どこか孤高という言葉がぴったりくるような、そんな印象でしたね。
尖がるくらいでないと、自分らしく生きられない時代だったのです。
しかし今はどうでしょうか。
今、大谷翔平選手が海を渡りメジャーリーグで、二刀流に挑戦しています。
が、彼からは”尖がった感”を全く感じません。孤高という言葉もどこかしっくりきません。
投手であり打者、という前人未到の挑戦をしようとしているにもかかわらず、です。
それこそ、今まで人がやったことがないことにチャレンジしようとしている。
けれど、どこか飄々としているし、決して気負ってもいないし、本当に自然体です。
そしてむしろ周囲はそんな彼のありたい理想を後押しすらしようとしています。イチローの時は、やっかみすらあったというのに。
強い思いを持ちながらもそのために”孤高”という看板を背負うことなく、自然と周りがその思いに共感し、そしてやりたいことを貫けく道筋が自然と出来上がって行く。
これがこれからのの「自分らしさ」の表現であり、「自分らしく生きる」の形なのではないかと感じます。
時代は変化しているのです。
つまり、「自分らしさ」「自分らしく生きる」という言葉の捉え方が変わってきていると思うのです。
昔は、「自分らしく生きる」というと、人と違っていなければならない、というのが前提だったように思います。
何か奇抜なほど人との違いを出す、とか、ある意味”尖がる”くらいに自分を主張する。
それが、「個性」と呼ばれ、そういう人を「個性的」と呼びましたよね。
しかし今の時代、自分の「自分らしさ」とか「個性」と言われて、
人と違ってなくては
ユニークでいなくては
個性的でいなくては
とことさらに思う必要はないと思うのです、
だって元々がもう私たちは個々に違っているから。
持っている外見、性格、いろんなことがそれぞれに違う。

だから私は、ただ自分の願望や感覚に忠実にあることこそが「自分らしさ」であり「自分らしく生きる」ということになると思うのです。
なので、日ごろから自分の中に湧く感覚をとにかく大切にすることだと。
そして何か人と違っていなければ、目立たなければ、こうであらねば、と気負う必要は全然なく、自分が心地いい状態に自分を置く。
それが一つ自分らしさだと思うのです。
ファッションでも、自分が着て心地よいもの、気分が上がる感覚を大切に、洋服を選ぶことです。
それがたとえ他にたくさんの人がしているのと同じような格好だったとしても、それが心地いいのならそれが「自分らしさ」だと思うのです。
要するに、「自分らしく生きる」というのは、自分を大切にする、それに尽きるということだからです。
自分を大切にする、それだけでもう自分らしく生きていることになる、と私は思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。
エフ・クラージュ
川崎 由美子
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