エフ・クラージュ イメージコンサルタント川崎由美子です。
金曜日に公開された、「ビリーブ 未来への大逆転」を観て来ました。
性差別が当たり前だった1970年代。
弁護士ルース・ギンズバーグが男女平等を起こしたある訴訟を中心に、ルース・ギンズバーグがどうやってこの時代に立ち向かい、100%勝つのは難しいと言われた裁判に”大逆転”したのかということを描いた映画です。
ルース・ギンズバーグさんという方、今86歳ですが現役の最高裁判事として活躍されていて、アメリカでは”RBG”(名前のルース・ベイダー・ギンズバーグより)の愛称で知られ、スーパーヒーローのような存在だそうです。
この人の顔などがデザインされたグッズが街中で売られていたりするらしいです。
映画自体は、ストーリー的には、タイトルから想像できるシンプルな内容ではあるんですが、でも何か引き込まれる映画。
こうなるだろうと予想できるのに、まったく退屈することもなく、とても引き込まれ、最後には本当に爽快感、そして勇気と元気を素直にもらえる映画でした。
映画館を後にする時、パートナーと自然と口をついて出たのが、
「私らもこれからも頑張らんとあかんね」
という言葉でした。
最初のシーンはルースがハーバード法科大学院に入学するシーンからなのですが・・・
周りどこを見ても男性だらけ。500人の学生のうち女性はたった6人。
しかも校舎には女子トイレすらなかったとか。
そして学部長が女子学生を招いて夕食会を自宅で開催してくれるのはいいんですが・・・
女子の入学にこぎつけるのに10年かかった、と言いつつかなりの男性優位主義者のこの人。
夕食会で開口一番口にしたのが、
「男性の枠を減らしてまで入学してきた君たちの理由を聞こう」
女性としては、見ていてちょっと我慢ならないシーンもとても出てきます。
弁護士になりたかったルース、でも女という理由でなかなか採用してもらえず12回面接に行っても落ち続け、結局大学の教授として働くことに。
とにかく今からさほど昔ではない1970年代という時代はまだこんなに性差別があったのか・・・と驚くようなシーンがたくさん出てきます。
そんな時代でも、ハーバードへの入学、弁護士になること、勝ち目のなさそうな訴訟を起こすこと、とにかく、自分の信念、思いを諦めないで行動に起こすということの大切さ。
そして時代を変えるというのは、こういう、今までの固定観念を変えることになったとしても、批判を浴びたり反対されたりすることになったとしても、それを凌駕するだけの自分の想いを持った人の存在があるからなのかもしれない、と思いました。
こういう人って、実は、イチローとか浅田真央さんとか、アスリートやいろんなところにいると思います。
自分はこうしたい
自分はこうありたい
と思ったら、それが”世間の常識”や価値観とそぐわなくても、それを大切にするということが自分を貫くということ。
やみくもに反論したり売り言葉に買い言葉というのではなく、ただ、自分の信じている思いを表すために姿勢を見せ続けるだけでいいのですよね。
こういうことはこの映画の法廷の最後のシーンの彼女のセリフで象徴されていて、とても清々しい気持ちになれます。
そういう意味でもとても勇気をもらえる映画です。
あと女性として思うことは、まだまだ女性差別の残る現代。
大学入学の点数操作や給与格差、家事労働のバランスなど、まだまだ女性を縛り付けたり不利になる状況は決して少なくない現代の日本。
映画の中でも、
「法律というのは、男も女の役割も自然の摂理によって成り立ってきた。だから、それに沿ってできた法律を守るのが自然でありあるべき道」
と法廷で戦う相手方は言うんですね。
でも時代というのは変わる。
その時は自然であったかもしれないけれど、何事も変わって行くものなので、法律も決して同じであっていいというものではないんです。
それはどんなことにも言えます。
諸行無常という言葉にもあるように、この現実の世界のあらゆる事物は、絶えず変化し続け、決して永遠のものではないということです。
しかしその時代の流れに抵抗する人もいる。
正直私は、新しい変化にとにかく反対し、既成概念に固執する人々には賛成できないのです。
もちろん守るべきよきものは守る必要はありますが、必要以上に変化を恐れ古い考え方に固執することが、あるべき姿だとは思いません。
時代は変わります。自分は変わらなくても時代は変わる。
自分を貫くことが、何かを変える。だから自分の信じる想いは手放さないこと。
そして、変化する時代に順応していくことも、生きる上で大切なことではないかと私はこの映画を観て感じました。
この映画、内容はシンプルだけど、夫婦愛にも感動でき、スカッとするし勇気をもらえるいい映画ですので、おすすめだということは事実です。
本日もお読みいただきありがとうございました。
エフ・クラージュ
川崎 由美子
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