エフ・クラージュ イメージコンサルタント川崎由美子です。

 

私は外見磨きの最終ゴールってエレガンス、つまり品格、高い人間性を持つこと、だと思っています。

 

じゃあ品格って一体どうすれば身につくのか?と考えた時にやはり思うのは、他者への思いやり、人への心遣い、気遣い、というものができる人になることからだと思うのですね。

 

でも人に対する思いやりって、実は自分が満たされていないと持てるものではない。

 

じゃあ、「自分が満たされる」ってどういうこと?

 

やっぱりお金といった経済的なところがそれなりに充実し、地位や名声を得ないと満たされないんじゃないかと思う人も多いと思いますが・・・

 

こんな話があります。

 

インドのコルカタにある、マザーテレサの、今は「マザーハウス」と呼ばれていますがかつては「死を待つ人の家」と呼ばれていた建物の玄関に、ある時一人の物乞いの少年がやってきて、何やら大声を出していたそうです。

 

修道女たちは慌ててマザーを呼んでその少年のもとへ。

 

するとその物乞いの少年は、お金を寄付したくてやってきた、というではありませんか。

 

マザーも、この物乞いの少年から寄付を受け取ってもいいものか悩んだそうですが・・・せっかく持って来てくれた善意に感謝して受け取ったそうです。

 

そして少年は帰って行ったそうです。

 

 

 

自分は物乞いをしなくてはいけないくらい、貧しく、持たない存在のその少年が、自己顕示欲のためでも、見返りを求めるわけでもなくただ誰かの役に立ちたいと、なけなしのお金を寄付しようとする。

 

この心の豊かさって一体どこからやってくるんだろう?

 

考えさせられました。

 

そして、人への思いやり、心の豊かさというのは、この少年を見れば、物質的な豊かさとは比例しないのだということもよくわかります。

 

この少年は、物質的には決して満たされてはいないけれど、多分心がとても満たされていたのだと思うのです。

 

自分を満たすのは、お金や地位や名声ではないんですよね。

 

世の中、世界を見ても、巨額の富に恵まれ既に名声も持っている人が、「まだまだ」と尽きるところのない欲望、もしくは焦燥感と言ってもいいかもしれないようなものに駆られ、国の大統領の座まで得ようとしたりしています。

 

そういう人を見ても、私には決して満たされているようには見えないのです。

 

 

 

では、本当に自分を満たすものとは何なのか?

 

それは自分自身でしかないのだと思います。

 

マザーハウスに寄付しに来た物乞いの少年を見て、自分は食うや食わずの生活をしている身でよくそんなことができるなと思う人もいるでしょう。

 

でもその少年が自分の状況を、そういうふうに思っていたなら寄付なんかしに来るわけはありません。

 

彼は自分がきっと、自分は人から恵んでもらえて幸運だ、と思っていたのだと思います。

 

自分をかわいそうと思うのではなく。

 

そして、世の不公平を嘆くわけでもなく。

 

自分が満たされているかどうか?というのは、絶対的な基準があるわけではなく、もはや自分の解釈でしかないのです。

 

同じ境遇にあっても、自分は不幸だ、と思う人と、自分は幸せだ、と思う人に分かれるのはそういうことなのでしょう。

 

 

 

そう考えると、自分を満たすものは、自分でしかなく、今自分が置かれている状況に対して自分がどう解釈するか?ということになります。

 

私はかつて、自分を不幸だと感じていました。

 

セクシャルマイノリティとして生まれた自分は本当に不幸だと。

 

神様は不公平だとも思っていました。

 

そんな私だったので、人に対する思いやりというものは心から持てていなかったと今は思います。

 

かわいそうな私、不幸な私、ダメな私、私、私・・・と。

 

だから誰かに認めて欲しい。評価して欲しい。そうでなければ私は何のために存在するのか?何のために生まれたのか?

 

本当に自己中心的ですよね。

 

でも外見磨きを始めて自分を大切にするということをやっていくにつれ、自分の存在というものに価値を見出せるようになって行きました。

 

そうすると自分の中の不公平感は消え、私は本当はとても幸せなのではないか?ということに気づいて行ったのです。

 

そうなって初めて、人の役に立ちたい、と心の底から思えるようになっていきました。

 

パートナーも今の私を見て、以前の私と比べると人に対する思いやりが持てるようになったと思うそうです。

 

今もまだまだもっともっと品格を高める余地はあると思いますが、以前よりは自分の目が外に向くようになったのはなぜか?

 

それは、自分が満たされている、と思えるようになったからでしょうね。

 

物質的、経済的なところがとりたてて変わったわけではないのに。

 

 

 

品格、人間性というのは、人に対する思いやりがすべてだと思います。

 

そういうものを身につけよう、高めようと思うと、人のことを思いやれる人になる必要があります。

 

 

でもそのためには、自分が満たされないといけません。

 

でも自分を満たすのは、物質や名声ではなく、自分自身。

 

自分が今の自分をどう思えるか?その解釈をいい方に変えていくことでしかないのです。

 

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

エフ・クラージュ

川崎 由美子

 

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