エフ・クラージュ イメージコンサルタント川崎由美子です。
「自分らしさを消したうえで、自己PRをするという矛盾はやはりおかしい」
P&GのPANTENEが、昨年新聞に出した全面広告で伝えたかった内容です。
その広告とは、2013年以降に就活を経験した女性1044人の回答をまとめた内容で、
広告の上部には「自由な髪型で内定式に出席したら、内定取り消しになりますか?」。
下の方には、「就活生の81%が『自分の気持ちを偽り、企業に合わせた経験がある』と答えました」とあったそうです。
そしてこんなメッセージが書かれていたそうです。
ここに書かれているのは、1000人の就活生たちによる本音です。
黒いリクルートスーツに、黒いひっつめ髪。
このスタイルは、女性が個性を隠してしまっている象徴ではないでしょうか。
企業が今以上にひとりひとりの個性に目を向け、素直に自分を示せる女性がもっと増えれば、日本はちょっとだけ良くなるかもしれません。
ひっつめ髪をほどいた就職活動が、この国の当たり前になりますように。
私達日本人の間では「個性」と聞くと、よく使われる「個性的」という言葉のイメージで、
人と違っている
奇抜で目立つ
ということをイメージする人が多いのではないでしょうか。
かくいう私も以前はそういうイメージでした。
8年前に初めて外見のことを学び始めた時、レッスンしてくれていたイメージコンサルタントの先生のファッションがいつも素敵だったのですが、
先生が纏っている服は、私がこれまで見たことないようなものでした。一体どこで買っているんだろう・・・というような。
こういうのを着ないと「おしゃれ」にはなれないんだろうな・・・と思いましたね。
しかしよく聞くと、実はカットソーを裏返して着て合わせていたり、コーディネートの仕方に工夫をしていたという。
別に「個性的な」アイテムばっかり使わなくても自分らしさは出せるということです。
「個性」とは奇抜であったり人と違うということではありません。
ただ、
自分がどんな自分を表現したいのか
それを明確にしてそれを表現するだけのことです。
しかし、自分一人で生きているわけではないので・・・社会との調和も必要になります。
それは例えば、就職活動と言った「TPO」であったり、あとは、自分に似合うものを選ぶ、というようなことになると思います。
一人一人持っているものが違う、ということも「個性」ということになりますから。
同じバラでもこれだけ「個性」が違います。
自分の持つ外見的な特徴に合ったものを選ぶというのは、見る人に安心感を与えますし、更には幸福感すら与えることもあります。
そういう意味で、ファッションでいうと、
「自分の着たい服」と「自分に似合う服」を調和させることが大切になります。
そしてそこに「TPO」。
これだけでも十分自分の個性は出せます。
確かに、自分らしさ、自分の個性を消して自己PRはできない、と私も思います。
だけど、決して人と違っていないといけないというのが「個性」を出すということではない。
ただ、自分はどんな自分でありたいのか?
それを常に心に置いて、自分の表現を追求していく。
そしてそれにプラス、社会との調和、TPOを考慮するということができることが理想的ですね。
社会も、誰もがそういうふうに「個性的」であることが普通になることが、「個」が生きやすい社会であると言えるのでしょう。
本日もお読みいただきありがとうございました。
エフ・クラージュ
川崎 由美子
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