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カナダ挙式 -3- ~入国時のアクシデント~
2008年5月11日(日)のブログより
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バンクーバーに到着した日はちょっとしたアクシデントがありました。

関空では、計画通り(笑)、「杵屋」でうどんを食べてから、保険代わりにとレンタルした携帯電話を受け取り、飛行機に乗り込みました。

美人揃いと聞いていたエアカナダのフライトアテンダントに期待を膨らませましたが・・・(笑)

私たちの区画の担当は、なぜか、日本人のおっちゃんでした。

えっ、このおじさま・・・?

と最初は思ったのですが、おっちゃんがエプロンをつけて飲み物のサービスをしてくれたので・・・

まあ、かえってよかったのかもしれないですけど・・・気兼ねなくお願いもできたし。


機内は・・・びっくりするくらい寒かったです。
エアカナダのテロテロの毛布ではとてもとても・・・。
私は靴下の二枚履きをしててよかったと思いました。

と言いつつ、機内食を食べる時以外は爆睡した私でした。
逆にパートナーの方は、交感神経優位が前日から続いてたみたいで、あまり眠れなかったようです。
これをバンクーバーに着いてからもけっこう引きずってしまい、ちょっとかわいそうでした。


飛行機がバンクーバーの空港についた時から、Happy Day Weddingsのあきさんとこんさんに会える!と、胸の高まりが抑えきれないほどだった私たち。

荷物を受け取る前にトイレで身づくろいをして、そわそわしながら入国審査を受け・・・

・・・入国審査で、あまり愛想のよくないひげ面のおっちゃんに当たったからかどうかは分かりませんが、「ピックアップ」にあってしまったようです。


入国審査はこれだけでは終わらなかったのです。

ひげ面のおっちゃんの窓口を通り過ぎて、いよいよ!と思っていたのに、誘導された場所は、マジックミラーのある、なんだか雰囲気のネガティブな感じの場所。

しかも、スーツケースを開けさせられ、中の荷物を一つ一つすべて出さされ、検査されている人があちらこちらに・・・。


そこの一角に、南米人、日本人、中国系と思われる人たちの行列ができていて、その最後尾に並ばされました。

列は、一向に捌かれず、1時間が過ぎても、ずーっとカートに荷物を載せたままの状態で待たされ続けました。

私たちの前後はどうも日本人っぽく、後ろにいた、一人で来てる女の子も不安げにしており、どちらともなく話しかけてみる。

彼女は1ヶ月のホームステイのために来てるとのことで、一体なぜここに連れて来られ、こんな待たされているのか分からないと・・・。

まったく私たちもそうで・・・。

前に並んでた日本人の男性も、普通に旅行者って感じで、私たち同様、荷物を開けられてすべて調べられる理由が見あたらなそうな感じ。


2時間以上過ぎたころ、やっと、列が捌かれ出して・・・でも、なぜか南米系の人たちは相当念入りに荷物を調べられていました。

なので、列の人数はなかなか減らず。だんだん足元も冷えてきて、立ちっぱなしで、足も疲れてくる。

カナダのお役人さんは、仕事をする気があるのか?ってほど、のんびりしてるように思えて・・・何時間も待たされてイライラしていたから思ったのかもしれませんが、日本に比べると、てきぱきしているようには思えない。

いったん仕事に入るとちゃんとやるんだけど、捌く仕事がたまっていてもあまり気にならないのだろうかと・・・。


とはいえ私たちも覚悟を決めるしかありません。
スーツケースを開けてすべてチェックされることを・・・。

しかし何て言おうかな・・・「私たち、同性結婚するためにカナダに来ました」と正直に言うべきか。

でも・・・私たちの英語力でそんなことが伝えられるのか?という葛藤と不安。


レンタルした携帯電話の番号をあきさんに事前にお伝えしていたのが本当に救いでした。

不安で不安でたまらなかった時に、携帯が鳴って・・・あきさんが電話して下さったのです。
涙が出そうなほど、安堵感が押し寄せました。

とりあえず、状況を伝えて・・・。

バンクーバー五輪も近いので、厳しくなっているのかも、というのと、後に幾人かのバンクーバー在住の人にも聞いたところによると、こういう無差別な「ピックアップ」というのはありうると言うことです。

当たった入国審査官の一存だったり(これはどうしようもない)、大体このくらいのペースで、みたいな暗黙のピックアップのようですが。


私たちの番が来て、いろいろ聞かれる際、必要だったら私が話しますから電話をかけてください、とあきさんに言ってもらい、最後の手段はそれしかないかも、と思い、じりじりしながら順番を待つ。


南米人のかたまりがようやく終わって、日本人のかたまりに入ると・・・スーツケースこそ開けさせられてはいないけど、手荷物はすべて開けさせられてチェックをされている。

これは致しかたないのか。


そうして、待つこと3時間近くで、私たちの番。

ドキドキしつつ、審査台に連れられる。

パスポートと航空券を見せ、どこに泊まるか、と、カナダに知り合いはいるのかとか聞かれて、泊まるホテルと、知り合いはいると答えました。

今回、挙式ということで、5つ星のけっこうよいホテルに泊まる予定だったというのもあるかもしれないし、あきさん、こんさんという「知り合い」に会うために来た、というのがよかったのか、それとも、当たった審査官のお姉さんがまだ「マシ」だったからか、今となってはわかりませんが、それだけで解放されたのです。

荷物は一つも開けることはなく。

最後に、食べ物は持ち込んでないか?とも聞かれたけど、持っていたのは飴玉2つくらいだったので(笑)、持ってないと答えたらすんなり。


3時間近く待たされたのは何のためだったのか?と思う。


パートナーは、後になってじわじわと怒りが湧いてきて、夜はどうしても思い出されるのか、ずっと考え込んでいました。

この辺りが・・・夜になってケロリとしていた私と違って過去引きずり型の彼女なのでした。


私の方は・・・ようやくあきさんとこんさんに会えて、嬉しくて嬉しくて、その嫌な思いはすっかり「上書き」されてしまっていましたので。。


あきさん、こんさんにもすっかり心配をかけてしまって・・・でも無事に会えてよかったです!


こうして、ちょっとした波乱から始まった私たちの挙式の旅の幕が開いたのです。


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