先週『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』
の前に観た『海燕ホテル・ブルー』について少しお話します。
今日は2度目の観賞をしてきました。




ストーリーは至って簡単???
ひとりの女を巡って、男達が翻弄されていく様を映し出しています。
ノスタルジックで幻想的なシーンがいっぱいです。

公式HPから
若松孝二の盟友で作家の船戸与一氏の小説「海燕ホテル・ブルー」

辺境の地での個的な闘いの物語を得意とする船戸氏の異色作。
人間の情念の狂気、男たちの共同幻想が、一人の女によって崩れていく様を描いた同作が、若松の映像によって全く新しい世界に生まれ変わった。


完成した作品に色濃く漂うのは、まさに60年代の若松プロが描き続けていた、荒野の中の閉塞感。


目の前に広がる黒い砂漠。海。溶岩だらけの山頂。
どこまでも広がっているのに、どこへもつながっていない風景だ。
これは果たして現実か幻想か。
交わされた約束も、心に誓った復讐も、風景の中で朽ち果てていく……。


ひとりの女・梨花(りか)に魅了され、
男達がみな我を無くし、自分が!!というエゴの行動が
ただただ男っておろかだということを描いている。
監督はこの梨花を『子宮回帰』としてイメージさせている。
ラストシーンでは『おろかな人たち~』と最初で最後のセリフを言って
が菩薩の石造の中に入り消えていく。

いろんな角度から楽しめる!と新さんもおっしゃっていたように
今日2回目の観賞を終え、初回とはちょっと違った角度から見てみた。

梨花という女、菩薩からの視点で・・・
梨花は菩薩の化身だったのかしら?
全てを受け入れる女性の象徴としての存在だったのか?
いつの時代も男達は権力争いをし、女が地を守ってきた。
戦争の発端は男同士の権力争い、意地の張り合い、エゴ自慢大会。
女達はそんなおろかな男達を受け止め、新な生命を生み出す。
破壊と再生を繰り返している。

男性は外側に答えを求め、女性は内側に答えを求める。
コンサートホール、劇場、映画館には多くの女性の姿がある。
男性の姿は少ない。
若松監督作品に関しては男性の姿も多いけれど
どこに行っても芸術に触れるのは女性が多い。
芸術に触れることで、内なる感情を豊かにしている。
受容的になり、感受性を高めていけば、
権力争いがいかにくだらない事なのか?すぐにわかる。

しかし多くの男性は、劇場に足を運ぶことが無駄と思うのか?
どこの劇場も多くの女性で溢れている。

以前、美輪さんが世界中の首相が、女装をして美を競ったら
きっと戦争もなくなり、平和になるんじゃないかしら?
とおっしゃっていた。

芸術の先には調和しか残らない。
それを女性は感覚的に知っている。

但し、ウーマンリブのように男になろうとしてしまった女性たちの存在も在る。
男のようになって男に負けないように生きている女性。
社会進出することによって、女性による権力争いが生まれてきている。
それでは全く意味がない。
女性として女性が出来ることを、
最高善に表現していく、本当の意味で愛をシェアしていくことが
調和へと結びついていくのだと私は思う。

そしてただ単に男性を受け入れるのではなく
本当に無償の愛で受け入れるのであれば問題はないけれど
そこに怒り、悲しみなどのネガティブな感情がありながら
男性を受け入れてしまうのは、間違いであり
婦人科系の疾患の原因にもなりかねない。

男性と分かち合う、シェアしていくことが大切。
自分の意見、感じた事をお互いにシェアしていくことが大切。

又、男性にも男性性と女性性があるのだから
答えを外側に求めるのではなく、アクションを起こすばかりではなく
内観すること、自分がどう感じているか?
頭ではなく、ハートからの声に耳を傾ける
ハートで感じることを行うことが、世界平和へと繋がる第1歩になる。

この作品にはもしかしたら登場人物の殆どが幻想で
そこに存在しない者かもしれない。
と監督は言う。

ミディアム(亡くなった人とコンタクトをとりメッセージを伝える
でもあり、菩薩様のような聖なる存在と繋がり
メッセージを伝え、アクティベーションしている私としては
この梨花という女の存在が自分とシンクロして
とても興味深い作品になりました。

夜のプールで全裸で水に浮かぶ梨花のシーン
とっても寒い時期の撮影だったそうですが
裸で水に浮かぶ事ってみなさん、したことありますか?
私、スリランカのアルガムベイで月夜の光の下で
裸で海に入り浮かんだり、もぐったりしたことがあります。
最高に気持ちがいいですよ~♪♪♪

それから元宝塚娘役の真樹めぐみちゃんが出演していて驚きました!!


若松監督、片山瞳さん、地曳さん、新さん
興味深い作品、どうもありがとう♪

今日カンヌに向けて旅立ったそうですが
相変わらず新さんが演じた三島由紀夫エナジーに感化されっぱなしで
こんなに影響力のある作品に出会ったのは、久しぶりです。
カンヌ映画祭も始まって・・・まだまだこのエネルギーに浸っています。

愛と感謝を込めて





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