久米宏さんが、
1日に亡くなられたとの
ニュースがありました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
私の世代にとって、
久米さんといえば「ザ・ベストテン」、
そして「ニュースステーション」です。
それまでの常識を軽やかに、
かつ鋭く塗り替えていく、
唯一無二の番組たちでした。
やましたひでこ公認断捨離®トレーナー。
高野山大学で密教を学ぶ西久保ひでこです。
看護師/教員歴35年。
モノ・空間・時間の断捨離について
日々感じていることを発信しています。
断捨離と密教を通じて
「今、この瞬間」の大切さを自覚し、
心身をととのえる毎日です。
ザ・ベストテンは黒柳徹子さん。
ではニュースステーションは?
調べてみたら、
初期は、小宮悦子さんに小林一喜さん。
なつかしい。顔も声もすぐ浮かびます。
当時、番組で「夜桜中継」を担当されていた
若林正人さんのご著書『ヨーロッパの街とおと』に
出会ったのも、あの頃のことです。
「街に音がある」というヨーロッパの情緒に
心惹かれるようになったのは、間違いなく
この一冊がきっかけでした。
私の価値観や憧れの種を、番組を通じて
たくさんいただいていたように思います。
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そして何より忘れられないのが、
1993年(平成5年)7月12日の夜のことです。
私は札幌のマンションの11階に住んでいました。
22時17分。
「ニュースステーション」が始まって間もない時間、
これまでに経験したことのない、
不穏で大きな揺れに襲われました。
北海道南西沖地震です。
まだ誰も現地の状況を掴めていない最中でした。
テレビの画面には、刻々と変わる映像ではなく、ただ「真っ黒な画面」が映し出されていたことを覚えています。
そのような中でも、
久米さんは状況を伝えておられました。
私の部屋の窓の外からは、
次々と飛び去っていく何機もの
ヘリコプターの音が響いています。
「とにかく、安全を確保しなきゃ」
言葉の内容までは正確に覚えていないのですが、
久米さんの声を聴きながら、そう直感しました。
そして、生まれて初めての避難を決断したのです。
エレベーターを使わず、非常階段を
一歩ずつ降りていったときの、足元の感覚。
まざまざと思い出されるあの夜の経験は、
私にとっての防災意識の「芽」となりました。
後に、震源に近い奥尻島を大津波が襲ったことを知り、
自然の猛威に衝撃をかんじました。
そして、あの夜、真っ黒な画面から届いた久米さんの声は、
私の「行動」を後押ししてくれたと、今でも思っています。
東日本大震災からさかのぼること約20年前のできごとです。
最後は「大好きなサイダーを一気に飲んだ」と、
久米さんの奥様のコメントで拝見しました。
人生のすべてをかけて、膨大な「言葉」を世に送り出し続けてこられた久米さん。
最後は清らかな泡をお身体に入れて、ご自身を潤されたのでしょうか。
あの日の経験は「今、この瞬間をどう生きるか」を教えてくれた体験の一つです。
久米さん、たくさんのきっかけをありがとうございました。
どうぞ、安らかにお休みください。
断捨離®は、自分を癒やすための最高のセルフケアです。
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