「私、さみしい・・・」
家に着くなり、妻はそういった。
「え?なんで?」
突然のつぶやきに私はとまどった。
8月16日。
その日は家族3人で京都五山の送り火を見に行った。
毎年、京都夏の風物詩。
いつもは松尾橋の上から「鳥居形」の送り火を
鑑賞するのが我が家のパターン。
しかし今年は
西賀茂の「舟形」の送り火を見ようということになった。
「舟形」のすぐそばにはゴルフ場があり、
そこが無料開放され、
芝生の上でゆっくり送り火が鑑賞できるのだ。
「これ面白そうやな。行ってみよう。」
妻も快く同意し、子供を乗せ
私は車を走らせた。
間もなくゴルフ場に到着。
私も妻もゴルフ場に足を踏み入れるのは
ほぼ初めてのこと。
山に囲まれた広大な敷地に
綺麗に手入れされた芝生の緑が目に映え、
私達はその美しさに心を奪われた。
「ゴルフ場ってこんなにキレイやねんな~」
と妻は喜び、子供と一緒にキャッキャと芝生で遊びだした。
20時からの送り火点火まで
まだ1時間半ほど余裕がある。
「待っている間にブログ書いておこう」
と私はスマホを取り出してポチポチと打ち始めた。
妻「見て見て~、あっちの山に「大」の字が見えるで」
私「あ、うん…そうやね…」
集中して書き始めると
あっという間に時間は過ぎる。
「…もうそろそろ時間やで」
と少しトーンの低くなった妻の声が聞こえ、
私は我に返った。
バチバチバチ…
20時が過ぎ、薪に火が点き始め、
どんどんと火が広がり始めた。
「こんなに間近で見られて良かったな~。
満足満足」
そして私は気分よく家路につき、
ほっと一息ついたところ、
「私、さみしい…」
と妻のつぶやきが聞こえたのである。
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皆さん、こんにちは。
本結(ほんゆい)ナビゲーターの
前田大介です。
この話はつい先日
前田家で起こったリアルなお話です(笑)
ホントに私はいつも同じ失敗を繰り返してしまいますが、
皆さんは何が起こったか、もうお分かりですよね。
これが男女間で日常茶飯事で起きる、
ボタンの掛け違い
なのです。
(自分がしでかしたのに、偉そうに言う(笑))
私自身、
妻の「I(アイ)メッセージ」がなければ
そのかけ違いに気づかなかったかもしれません。
少し補足します。
「I(アイ)メッセージ」とは
「私は今こう感じている(感じた)」と自分を主語にして
伝えるメッセージのことです。
これに対して
「YOU(ユウ)メッセージ」というのは
「あなたが○○したから、こうなった」と
相手を主語にして伝えるメッセージです。
「YOU(ユウ)メッセージ」で言われると
人は自分が責められたように感じ、
対立感情が生まれケンカになることが多いです。
今回の私達のケース、
「私は、さみしい」と
妻が本音(I(アイ)メッセージ)を語ってくれたことで
今までの経験上、私はピンときて
「ごめんごめん、どうしたの?」
と冷静に話し合うことが出来ました。
本題に戻って、今回のケース
何がボタンの掛け違いだったのか?
それは、
男性は「論理」でものごとを捉え、
女性は「共感」でものごとを捉える。
という大前提です。
何度も出てくる大事な前提ですが、
日常ではついつい忘れてしまいがち。
今回、私たちの心の中で起こったこと↓
妻:「こんな素敵な場所、初めて来た。
嬉しい~、家族でまた楽しい思い出が共有できる♡」
(共感センサー全開)
私:「20時から点火か、楽しみ楽しみ。
それまで時間あるからブログ書こう」
(論理センサー全開)
と、この共感と論理という
脳のセンサーの違いが
ボタンの掛け違いの正体です。
「説明されても納得出来ない!」
と思われる方もいるかもしれません。
しかしこれは「納得」するのではなく
「理解」するしかありません。
「男性(女性)は、そのように考えるんだな」
と理解してくださいね。
でもここで忘れてはいけない大事なことは、
「お互いにその時間を楽しみにしていた」
という共通の目的があったということです。
決して対立したくてその行動をとっているのではなく
「脳のセンサー」による、思考プロセスの違いです。
私たち夫婦は
今までに何度も何度もぶつかりながら、
その大前提を一つひとつ理解してきました。
おかげ様でその積み重ねから、
昔のような大きなケンカは少なくなりましたが、
今でも妻のつぶやきに
「はっ」とさせられることがあります。
(そのようにつぶやけるようになったのも
妻の大きな進化なのです)
私もまだまだ、
「自分の本音とは何か?」と
本結(ほんゆい)する毎日ですが、
今回の件でまた改めて
夫婦としての経験値を積むことが出来たと思っています。
皆さんにとっても
何かヒントがあれば嬉しく思います。
それでは今日は、この辺で。
あなたの本結(ほんゆい)を応援します。

