(上田様のご友人、田中様に対して)来週、上田様のもとに参ります | ほどよい敬語~その敬語、盛りすぎです!

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プロのライターでも経営者でも間違えることがある敬語。相手を思いやるコミュニケーションツールとして「ほどよい敬語」を使いこなして「デキル人」になっちゃおう。

「(上田様のご友人、田中様に対して)来週、上田様のもとに参ります 」

複数の人が出てくる場合、敬語表現には気をつける必要があります。

上田様と、田中様は互いに友人同士。そして二人とも話し手のお客様だとした場合の用法を考えてみます。

冒頭の文は、「参ります」と第三者に対して謙譲する「謙譲語II」(丁重語)に分類される表現です。
「フランスへ参ります」「実家へ参ります」のように、謙譲の働きが薄れて「丁重語」として使われるようになったものです。

つまり、上田様に対して「来週、参ります」と言う「謙譲語 I」とは働きが異なり、話し相手である田中様への敬意は(丁重に言うことで)示してはいますが、行為が及ぶ上田様への敬意が抜け落ちていることになります。

上田様に対しての敬意を示すには「来週、上田様のもとに伺います」と言うのがいいでしょう。
「伺う」行為の向い先は上田様であり、田中様への敬意は「ます」という丁寧語で示されており、十分な表現と言えます。

それでも両方への敬意を、と考える場合には、次のような言い換えも考えられます。
→◯「来週、上田様のもとに伺う予定でございます
→◯「来週、上田様のもとに伺う予定でおります


───ポイント

☆「◯◯様のもとへ参ります」という表現は、◯◯様と同位の相手に述べる際には「◯◯様のもとへ伺います」のほうがいいでしょう。


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