中国語通訳 後藤ゆかりです。
私はたまに医療関係の通訳をさせていただくことがあります。
知り合いのドクターからの依頼だったり、他の通訳の仕事の一環として病院に付き添ったり、はたまた中国人の友人から頼まれたりと、シチュエーションも様々なら、受診する科も様々。
今までに、歯科・内科・外科・整形外科・心臓外科・婦人科・耳鼻科・肛門科等々、本当に色々な科で通訳を担当してきました。
でも私は医療従事者ではないので、医療に関しての専門知識はありません。
事前に分かっていれば、下調べをしておくこともできますが、いきなり一緒に病院へ行って通訳してくれと言われることの方が多く、ほとんどがぶっつけ本番です。
ですから、ドクターの説明を聞いて即訳せるとは限らず、日本語での確認が必要になる時も少なくありません。
でもね、中にはいらっしゃるのですよ。
最初からハイスピードで突っ走るドクターが(笑)
日本語から日本語でも伝えきれないだろうと思うほどの速さで、しかも切れ目なく説明されたことも。
いつまで説明が続くか分からず、とてもメモもし切れなかったので、とりあえず分かる所をウィスパリングで通訳し、分からない日本語を途中で確認しようとしたら、「まず私の説明を最後まで聞いてから、要点を伝えてください」って。
だ・か・ら!
その要点が分からないから困ってるんですってば(笑)
ただでさえ、聞きなれない医療用語の羅列。
日本語での意味すらつかめない内容を、どうやって訳せばいいのかしらね?
それと一番困ったのは、肛門科に付き添った時。
私はカーテンを引いてから診察を始めると思っていたので、ベッドの横に立って問診を訳していたら、カーテンを閉めることなくいきなり患者さんのズボンを下着ごと下げて診察を始めちゃったドクター。
おかげで私、しっかりお尻の穴まで目撃しちゃった。
これって、私に対してより患者さんに対しての配慮がなさすぎると思いませんか?
もちろん、こういうドクターは稀で、ほとんどはとっても思いやりのある親切なドクターですけどね。
でもたまぁに叫びたくなります。
「ドクター、私を置いていかないで!」
通訳の存在をもうちょっと意識してくださると、とってもありがたいのでございます。