中国語通訳 後藤ゆかりです。
以前、とても貴重な経験をさせていただきました。
それは、結婚式と披露宴での通訳です。
と言っても、司会者の通訳じゃないですよ。
新郎は日本人、新婦は中国人という国際結婚をされたご夫婦の、新婦のご両親への通訳です。
新婦は日本語が堪能ですが、そのご両親は中国語しか分からないので、神前結婚式にも立ち会い、その後の両家の親族紹介、披露宴と続けて通訳をさせていただきました。
新婦側はご両親二人だけの出席。
なので、私もご両親と共に、結婚式の式場へ入りました。
神前結婚式の進行に合わせての通訳なんて未経験。
しかも大きな声が出せないので、声を落としてのウィスパリング。
日本の習慣を知らない方に、三々九度の盃ってなんて訳せば伝わるかしら???
もう、最初から最後までドキドキでした。
それでも、式は他の方の動作を見ながら、ご両親も何とかこなされました。
一番困ったのは、その後の親族紹介です。
新郎のお父様が一人ずつ紹介してくださったのですが、軸が固定されていない上、表現もコロコロ変わって・・・
中国語では親族の言い方がとても細かく分かれています。
以前にもご紹介しましたが、「いとこ」だけでも父方か母方か、自分より年上か年下か、男か女かで、全て言い方が変わります。
なので、軸が変わると関係がさっぱり掴めないことも起きてしまうんです。
まあ、冷静に聞けば理解できるんですけどね(笑)
でも、「嫁の父」と言ってみたり、「兄の妻」と言ってみたり、嫁とか妻とか、表現は統一して欲しい。
それに、「嫁の父」なら「新郎の祖父」でいいじゃない?
しかも「兄の妻」って主語がないからてっきりお父様のお兄様かと思いきや、新郎の兄(笑)
まあ、振り返ってみれば、お父様のお兄様の奥様が、あんなに若いはずないか・・・
でも、可能性はゼロではないしね。
せめて、すべて「新郎の〇〇」と軸を固定して欲しかったなぁ・・・
披露宴は、新郎新婦のご厚意で烏龍茶を1杯いただきました。
美味しそうなフルコースを前に、お腹が鳴るのを押さえるのに苦労しましたよ(笑)
今では懐かしい思い出です。