◆義援金で寄付金控除を受ける際に注意すること


川´・_・`リ「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「寄付金って税金が安くなるんですよね?」

福島「はい、そうですよ」

サキ「街角で募金した場合も、確定申告できるんですか?

福島「それは無理です。募金した証拠がありませんから

サキ「出金伝票を書いても?」

福島「そういう問題ではありません。寄付金控除ってのは経費ではないので、正式な証拠書類(寄附金(税額)控除のための書類)がないとダメです


サキ「正式な証拠書類ってなんですか?」

福島「具体的には、寄付をうけた側からの証明書です

サキ「証明書、ですか?」

福島「はい、『○○の寄付は、所得税法第78条第2項第1号の規定に基づく寄付金に該当します』とか書いてあるんです」

サキ「領収書とも違うんですね」

福島「そうなんです。詳しくは、寄付を受け付ける各団体に確認してくださいね」



サキ「例えば、日本赤十字社だと、郵便局の窓口で義援金を払った場合は、郵便局での領収書が、寄付金控除の証明書になるんですね」

福島「そういうことです。さらに日本赤十字社は、もう一歩踏み込んだ手続きもできます。日本赤十字社のホームページから抜粋しますね」

Q2. 受領証のあて名を分割できますか?


A. 可能です。「対象者のお名前・ご住所・金額」の一覧表と送付先をエクセルデータでご送付ください。(送付先:gienkin@jrc.or.jp)


サキ「ということは、共同でチャリティーセミナーをやった場合とか、関係者で分割した受領証をもらえるんですね」

福島「そうです。『受講料を全額寄付します』という太っ腹な企画なら、これを使って税金を安くくらいは、受講者から恨まれないかと」

サキ「って先生。さっきから日本赤十字社ばっかりプッシュしてませんか?」

福島「それは、私が大学生の頃、赤十字のボランティアサークルに所属していたからです」

川´・_・`リ「意外なところに私情を入れちゃってますね」


福島「じゃあ、他の情報も。郵便局に行くと、各県への寄付のための口座一覧があります。その一覧をみて、何県に寄付するかを選ぶのもいいですね

サキ「そういう手もあるんですね」

福島「まあ、寄付は受付団体の趣旨に賛同して行うものですから、あまり税金との絡みばかりに注目することも、よくないですね」


参考記事:募金、義捐金、寄付金は経費になりますか? ~東日本大震災と寄付金控除~