◆ツミデミック/一穂ミチ

大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。ある日、バイト中に話しかけてきた女は、中学時代に死んだはずの同級生の名を名乗った。過去の記憶と目の前の女の話に戸惑う優斗は――「違う羽の鳥」
調理師の職を失った恭一は、家に籠もりがち。ある日、小一の息子・隼が遊びから帰ってくると、聖徳太子の描かれた旧一万円札を持っていた。近隣に住む老人からもらったという。翌 日、恭一は得意の澄まし汁を作って老人宅を訪れると――「特別縁故者」
渦中の人間の有様を描き取った、心震える全6話。(光文社サイトより)



 

読了。

ツミデミックは罪とパンデミックの造語で、コロナのパンデミックにまつわる罪のお話です。

知らずというか忘れてたけど、直木賞受賞作だった。


コロナ禍の閉塞感や焦燥感を思い出しました。あの時はこんな生活がいつまで続くんだろうって不安も強かったけど、喉元過ぎたからこそ言えるのですが、今は少し懐かしいような気もします。


コロナ禍と犯罪がテーマなので読後感が悪いものもありますが、希望あるラストシーンだったり心温まるものもあって面白かったです。やばかったのは「ロマンス☆」。読後感良くて好きなのは「特別縁故者」。


そんなコロナ禍の始まり、臨時休校の年に小学校に入学した娘たちがいよいよ卒業です。