わたしは新婚の頃他民族国家に住んでいて、イスラムの方は豚を食べてはいけなくて、インド人は牛を食べてはいけなくて、ここに好き嫌いがあったりするとお友達をたくさん呼んでの集まりは必然的に鶏肉になる。

またこの国の鶏肉はめちゃ美味しくて、帰国した時、どこの鶏肉も薬品臭くて食べられなかったくらい(今は悲しいかなわかりません)


わたしの父の実家は今でこそ従兄弟の代で終わりそうですが、昔は豪農だったようです。

その昔は大名行列が宿泊する本陣の次のクラスの脇本陣だったらしく、従兄弟が小さな頃は蔵に刀やら元貴重だった屏風とかがあったそうです。)

その豪農に曽祖母の母(高祖母というらしい)は嫁いだのですが、その実家は今でこそパワースポットで有名な神社。

ここの神社と村の人たちは鶏肉を食べてはいけなかったそうです。

ある時その禁を犯した時大変なことになったらしく、今でも一族は鶏肉を食べていない。


ことになっていますが、わたしの高祖母は家を出てから鶏肉を食べていたそうです。

(結婚してもダメ!ましてその村に嫁いでるし)

まあ、家こそ落ちぶれたけど伝説のように村にも神社にも厄災は起きなかったので家を出たら大丈夫を証明したようなものです。


もしあの時高祖母がチャレンジしていなかったら

わたしも鶏肉を食べずに育ったかもしれません。(父の実家は卵用とはいえ鶏も100羽以上飼ってましたし、時には捌いてました。それもなかったことでしょう)


高祖母のおかげか村人も今ではみんな鶏肉を食べています。


そもそも伝説が出来たきっかけはわかりませんが、その頃牛や豚など牧場がなく食習慣も少なかったのではないでしょうか。イノシシとかウサギは食べていたかもですが。

その頃鶏肉は贅沢品だったから、贅沢を戒めるために出来た伝説だったのかもしれません。


まあ、今でも村全体で鶏肉を食べてないと思い込んでるヒーラーさんに喧嘩売られた過去があるのでこの呟きはしばらくしたら消しますけど。


食の習慣を否定できませんが、わたしは高祖母の勇気に感謝します。もしわたしがその呪縛に囚われたままマレーシアで暮らすのは涙ものだったはず。


知り合いのインド人もこっそり日本滞在中にはステーキ食べてたとかも聞きます。

イスラム教だけど日本で暮らしてる友達も実はトンカツが大好物になってしまったり。宗教的に気になりますが…


人の食習慣はさまざま。否定せずに認め合い共存する。特にアレルギーのある人やアルコールを受け付けない人もいる時代。


俺の酒が飲めねぇってのか!みたいなおじさんがまだいますが、おじさんの言い分を無視して良い時代です。


と思います。


食のルーツ


それはきっと誰かの勇気

誰かの配慮