生まれた時って、

 

みんな大安心だった。



空から
「いってらっしゃい」と、

おおきな存在に見送られて、うまれてきた。




生まれる前のこと。



レンタルボディのデザインがおわって、

そのボディに、御霊(みたま)をいれた。





おおきな存在は、そのときにこういった。




 “その体をつかって、

 どうぞ、世界を楽しんできてね。

 いつも「大安心」で、あなたが

 心地よいことを「えらぶ」んですよ。”




そういった、約束をかわした。




生まれるときは、

 

とても苦しかったけど、


 

でもそのあと、

 

お母さんが、そっと抱いてくれた。

 



とてもあたたかくて、

 

とてもいいにおいがして、

こちらを見つめる目は優しくて、

 

そのぬくもりは、大安心だった。




ああ、

 

「この世界は「大安心」なんだなあ」と、



純粋なあなたは、

 

その大安心のまま、



世界のルールを、まるごとうけいれはじめた。





個人差のある、100年間契約で

 

レンタルしてきた、

 

少しずつ大きくなっていく、この体になれながら、




目に映るものは、

いつも新鮮で、

 

輝いていて、きれいで、



おかあさんと手をつなぐと、なんだか幸せで。



四季折々、

 

 

かわる景色はとても美しく、

かぐわしい花の香りにうっとりしたり、



波のようにそよぐ、黄金の穂に見入ったり、

風の音ですれる葉っぱの音に、耳をすませたりした。

 






そうして、時をかさね。

 

 

 

 

あなたは、

おとうさん、おかあさん、あるいは先生、

ときには、テレビから本から、

 

 

 

 

ありとあらゆる

 

世の中のルールを、

 

疑うことなく、無垢に どんどんとりいれた。






そして、

 

「人が喜んでくれること」に、

おおきな幸せをかんじることを知ったあなたは、




おとうさん、おかあさんが

 

喜ぶからうれしい。



まわりが楽しそうだから、これがいい。



どうやらこの友達は、

 

こうやっているからこれがいい。




そうやって素直に、

 

スポンジのように、ルールを吸収していく。





まわりとあわせることで、

世の中がバランスしていくことは、嬉しかった。

 

 

笑顔になることも、うれしかった。

「ここにいていい」という気持ちも、つよく感じていた。




先の時代にうまれて、

 

その真ん中の世の中を生き抜いた、



おとうさんやおかあさんの価値観や、

 

学校のルールは、すこしだけ厳しくて。




それをつくってきたのは、

 

時代の背景、とはいっても、



それらのルールに、

いつのまにかあなたは染まっていく。




 

 

「ちゃんと」に、のみこまれ、

「こうしなきゃ」の、演技がうまくなる。

 

 

 

 

無意識で、心を頭にあけわたしはじめ

 

 

しらないうちに、

 

心よりも頭の方が大切になっていく。

 





生まれてから、あるときまでは、

お腹すいたら泣いて、うれしかったら笑って、と。



ただ、素直にそうやってきた。





なのに、いつのまにか、


「いい」か「わるいか」の

 

2極で世界をみるようになった。



世界を、そう、判断するようになった。

 

 

 

それがすべてになってしまった。




「ただしいか」

 

「ただしくないか」で、みる世界が、

 

当たり前になったころには、




降りてくる前に

 

かわした、神様との約束、

 


大安心の判断基準。

 

 

「たのしいか」「たのしくないか」

 


こんなことなんて、もうすっかり忘れてしまった。






そうして、

 

あなたの中に「大安心」がいなくなり、



自分以外のなにかの

 

固定概念・価値観で、生きはじめる。



 

 

 

そうして、

 

 

 

 

 

あなたの中に、あなたがいなくなる。






もうとっくに、

おおきな存在との約束、


「えらぶ」を、忘れてしまった。





だから、

 

あなたの意思に関係なく、

世界はあなたを振り回しはじめる。





正確には、振り回されるように感じ始める。




もともとの約束を

 

思い出すまで、




あなたが「大安心」を、思い出すまで、

ストーリーは、

 

なぜかおかしい方向へと進んでいく。




そこで、たちどまる。

 

はたと気づく。




 何かが、違うんじゃないか?と。

 こんなに苦しいのはなぜだろう?と。

 なんでこんなに、我慢ばかりしているの?と。




そういった、味わいつくした苦しみが、

もういちど
「大安心」を思いおこす、きっかけをくれる。






そうして

 

気づきはじめる。

 


 

 


 

 

 

ふと、出会う言葉や人に、

 

涙腺が緩む、

 

 

 

なぜ涙が出るのかわからない、

 

こころがやらかく、ジーンとする。

 

 

 

そんな体験をしはじめる。

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そして、

 

あの時の約束をおもいだし、

 

 

 

とりまく世界が、すこしずつ変わっていく。

 

 

 


そして、

 

ゆっくり気づいていく。

 

 

 


自分を振り回していたのは、

自分自身だった、というカラクリを。


壮大で巧妙な、

 

自作自演のゲームをしていたことを。





そうして、

 

 

おおきな存在との約束

 

「大安心」をおもいだし、

 

 


あなたが、もういちど、

 

心地よく、たのしい人生を

 

インストールしなおすよう、

 

うまれかわっていくように、

 


 

そう仕組まれている。



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だから「大安心」でいたらいい。


「大安心」をおもいだそう。




おおきな存在とかわしてきた約束を、

もういっかい、おもいだそう。





 “その体をつかって、

 どうぞ世界を楽しんできてね。

 いつも「大安心」で、あなたに

 心地よいことを「えらぶ」んですよ。”

 


 

 

 

 

ひとは、

 

しあわせになるように、できている。

 

 

 

かならず、それぞれが望む

 

幸せに行きつくように、できている。

 

 


そう仕組まれている。

 

 

 

それが、

 

わたしたちの不変の真実。

 

 

 

 

 

地球は、遊び場で、

世界はいつだって、あなたのおもちゃ箱。

 

 

 

 

 

これがいつもわたしが

 

「大安心」と、いいつづける理由のすべて。

 

 

 

 

 

そして。

 

 

 

 

大安心を思い出した、その瞬間のことを、

 

 

この世界では、「さとり」と よんでいる。

 


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