杵築の城下町の風景その参。
通りが下り坂へ差し掛かる手前に、ひと際立派な屋敷があります。
磯矢邸
*観覧料¥200/7施設共通券¥800
門の屋根の牡丹の"飾り瓦"が来客を迎えてくれます。
そして、やはりソテツ。
元は1816年頃に建てられた御用屋敷(藩主の休憩所)だったもので、当時は"楽寿亭"と呼ばれていました。
大正時代に磯矢氏が買取り、度々の増改築を経て、平成6年に杵築市に寄贈されます。
一段上がる式台玄関。
客間
正面も右手も障子越しの庭園。
美しい和の構造美。
庭園
水鉢に草木…風流。
屋内の陰と庭園の陽のコントラスト。
主人の間・奥方の間
ごつい敷石が印象的な庭園。
庭園の奥には井戸も。
どの部屋からでも松竹梅が見えるそうです。
奥行き感たっぷりの間取り。
外敵が侵入した際、逃走しやすいように、このような造りになったそうです。
(犬のように駆け巡りたい衝動 笑)
広間と広間の先の庭園。
和風建築は家とその空間のみならず、外の風景も含めて包括的にデザインされていて、家に居ながら、ひとつの奥ゆかしい芸術品の中にいるかのよう。
この畳は"七島イ"という草から出来ているもの。
*読みは"シットウイ"
大分県の国東半島だけで生産されています。
とても頑丈で、主に柔道場の畳として利用されてきたそうで、普通の畳よりも踏み心地が良く、滑らず引っ掛かる感じでした。
玄関から望む門。
敷地内には土蔵を改装した美術館もあるのですが、時間の都合で観覧出来ず。
(千葉出身の水墨画家、栗原克実氏の作品を展示中)
磯矢邸の先には坂が続いています。
勘定場の坂
石畳に石垣…美しい。
後から知ったのですが、
この坂の途中に富士山と逆さ富士を形どった石畳があるそうです。
(坂を下りずに通りを戻ってしまった…)
通りを戻り、藩医の屋敷へと向かいます。
続く![]()
*平成29年11月に重伝建に選定されました。
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