杉並木の参道の始まりです。
五重塔の周辺には10数名の人が居ましたが、この参道を進むのは私と数名。
普通、これを見たら…ですよね。
ここから山頂まで2,400段超の石段が続きます。
まずは、一の坂。
坂の入口にあるお社にお参りをして、深呼吸をして踏み出します。
最初、かなり心臓バクバクで焦りますが、数分経つと身体が事態を理解したのか、少し心拍数も落ち着いてきました。
とは言え、やはりキツい!
けれど、
下ばかり向かずに上を仰ぎ見ると、豊かで美しい自然がそこには広がっています。
どうしてだか、途中で繋がっている杉。
この杉はこの石段を上る人だけが拝める名物なのでしょうね。
20分程で一の坂を踏破。
やれやれと思っていたら、二の坂。
難所とは分かってはいるけれど、半端無い急勾配に足が止まります。
前回よりも急勾配に見えるのは邪念のせい?
二の坂の道標。
呼吸を整えて、自らを奮い立たせて。
写真で見ても相当ですが、目の当たりにすると、天へと続く垂直の石段とすら思える険しさ。
一段一段が辛くキツいけれど、その一段一段が自分を清め高めるものと思い進みます。
二の坂を登り始めて10分程、遠くに小屋が見えてきました。
あそこまで行けば、お茶屋が。
もう一息。
そして、遂に二の坂茶屋に到着。
倒れ込むような勢いで茶屋にピットイン。
茶屋のおばちゃんが「冷たいものあるわよ」と。
ポカリスウェット一気飲み。
呼吸を整えつつ、Tシャツ1枚になり、汗だくの身体をクールダウン。
(この日、気温は10℃そこそこ)
落ち着いたら、ここまで来たご褒美に茶屋の前から庄内平野の一望を。
曇り空なので分かり辛いのですが、平野の向こうには日本海も見えています。
達成感に満たされ景色も堪能。
二の坂茶屋名物の力餅を頂き、一気に元気回復。
この力餅、柔らかくとても美味。
こういう場で食べるからという事を差し引いても絶品。
ついでに、石段踏破の認定書も頂き、
(頼めば、書いて頂けます)
「力餅食べたから、ここからは楽に行けるわよ!」と、おばちゃんに見送られ先へ。
茶屋から先、しばらくは緩やかな参道が続きます。
静寂に包まれ、足を止め耳を澄ませると、木々がきしむ音や葉が揺れる音に気付きます。
森は雨に濡れ、しっとり深く艶やか。
途中、稲荷神社への参道があったり、かつての寺院跡へ続く道を通り過ぎます。
苦しい中にも美しい自然に囲まれていると、森が自分を出迎えてくれているような気になります。
そんな余裕もここまで。
三の坂の始まりです。
三の坂を越えれば山頂。
これが最後、これが最後と唱え、頭の中にはこういう時の定番(?)、ロッキーのテーマ♪
お社が見えてきました。
あそこまで行けば、もうゴールはすぐそこ…だったハズ。
三の坂の終わる手前にある八幡神社と尾崎神社。
八幡様の前で呼吸を整えます。
さあ、本当にあと一息。
ところで、
石段の所々にひょうたんや盃が描かれていて、最初は落書き?と思っていたのですが、すれ違った方に教えてもらったところ、石段には33個の彫り物があって、全部見つけると願いが叶うとか。
そんな楽しみもあったのか、知らなかった。
知らずして見つけたのは3つ。
次は意識して、もっと見つけてみよう。
そして、随神門から2時間近く、
遂に朱色の鳥居が見えてきました。
2,446段の石段参道の終わりです。
苦しかったけれど、最高の2時間でした。
茶屋でもらった認定書。
それでは、山頂の三神合祭殿へ。
続く



















