まいど~ヘビキラキラバナナ
プランクトンからクジラまで
生きもの自然科学大好き
絵本講師のくがやよいです。
 
 
 
ただ今、週に一度
給食時間の校内放送読み聞かせ継続中。
昨日(2/5水曜日)127回目。
 
 
 
いつもは昔話だけど、この日は節分の後だったので
うちの子たちも大好きだったこのお話を読んだ。
 

 

『まゆとおに 

 やまんばのむすめ まゆのおはなし

富安陽子/文 降矢なな/絵

福音館書店

 

 

 

絵本は、絵の本ではあるけれど

お話自体がすぐれたものもたくさんある。

 

この絵本は、大好きな降矢ななさんの絵だけど、放送では絵は伝えられない。

 

 

いや、

 

ゲーム、動画、アニメ、様々な広告、

目からの刺激が大量に飛び込んでくる今の時代だからこそ

あえて、耳から聞く言葉だけで

自分の頭の中に 自分だけの絵が描けるよう

テレビじゃなく放送で読むことを続けている。

 

 

それにうってつけなのが

耳で聞かれ、何百年も語り継がれてきた

口承文芸である「昔話」なのだ。

(素話のテキストもすごくいい。耳で聞かれるように編纂されているから)

 

 

 

さて、『まゆとおに』

 

 

きたの おやまの てっぺんの 

さんぼんすぎの きのしたに

ちいさな いえが ありました。

 

青文字部分、本文からの引用です)

 

 

もう、この冒頭から言葉がいい!

 

 

厳密に言えば1年生、何年生でも

「北」という方角も「杉」という木の種類も

分からなくてもいいのだ。

ただ心地良い、あたたかい言葉の流れのなかに

身を浸すことができればそれでいい。

 

 

このお話は、富安陽子さんの創作で、昔話ではないけれど

鬼も山姥も、昔話に登場する常連さん。

ものすごい力持ちの、やまんばのむすめの「まゆ」と大きな赤鬼、

そしてやまんばかあさんも

きっと 子どもたちの頭の中に

生き生きとした絵を描いてくれると思って読んだ。

 

 

そして、その絵はきっとその子だけの

唯一無二のものだろう。

(絵本を見ると、子どもは「こんな絵やったんや!」って言うから)

 

 

 おにぎり おにぎり おにぎり 

 

 

その日の放課後。

4年生の先生が理科室に予備実験に来られ、伝えてくれことがある。

 

 

今日のお話もとっても面白かったこと

子どもたち、給食食べながら大爆笑したり、突っ込んだりしていること

みんな「お昼の生きものニュースとおはなし」を楽しみにしていて、放送の音楽(ぼうや~♪のまんが日本昔ばなしのテーマ)が流れるのが遅れると

「今日は、おはなし、ないんかなぁ?」ってざわつくこと

で、テーマ曲が流れると、やった――!って喜ぶこと

 

最後に、

「その様子を久賀先生に見せてあげたいくらいです」と先生。

 

 

 

……えーっ、それはうれしいなぁ~~。

いつも、放送室でひとりで読んでいるので

子どもたちの様子がまったく分からず、

「どーなんかなぁ~?」って思いながら読んでるから。

 

 

何より、

なんていい子たち、いい先生なんやろう!!

 

 

 

うちがしている読み聞かせの活動は、

学校だよりや公式なホームページなど、どこにも載らない。

(記録としてここに書いてるけど)

 

 

でも、子どもたちの心の中に

まんが日本昔ばなしのテーマ曲とエンディングテーマとともに

クラスのみんなと聞いて、一緒に笑ったり、

楽しかった思い出がほんの少しでも残るなら

こんなにうれしいことはない。

なんとか功労賞とか表彰されるより、ずっと。

 

 

そして、やり方はそれぞれ違えど

全国各地に

読み聞かせの活動をされている人がたくさんいる。

 

 

 

うちも、その中の一人。

 

 

 

自分にとって、読み聞かせは、よろこびだなぁと思った

水曜日のできごとでした。

 

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