このコンテンツでは好き勝手なことをつらつら述べていきます。カテゴリーもテーマも一切なく、独断と偏見で“アンテナ”に引っ掛かる事柄を自己発信。ゆる~い感じでおつきあいください。
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先日、自らセッティングした新年会で公約通りS.K.を振り向かせた。そのままもう、ストレートに「本気で俺と、デートして欲しい」と真顔で。やたらと多いオーディエンスとカラオケボックスというシチュエーションの中ではあったものの、それはこの際どうでもいいこと。やっと来たか、と思いながらついSっ気が働いてもう一度言わせてみたりして。うふふ、でもしっかりもう一度デートに誘ってくれました。グッジョブ、自分。
これまで激しく焦れったくて、何度か二人きりになりもしたのに見つめるだけで何も言わない彼。今回アクションがなかったら、こっちから「デートに誘ってくれませんか?」と切り出すはずだった。でも、向こうは前日から用意していたんだって。道理で周りの連中が、「あいつはすごくいいヤツだよ」とか過剰にアピールしてくると思った。
なにはともあれ第一ステージはクリア。そもそも自分の中で美学があって、狙い、仕掛けるが、最後は向こうから言わせたい。だからどうやってその気にさせて重い腰をあげさせるかが課題だった。しかもセックスを餌に釣るものじゃなくて、プラトニックな大人のデートを楽しみたいというのが目的だから、やり方もソフトでなかなか前に進まない。もう~!と何度も雄叫びつつようやく辿り着いた道なのだ。
もちろん「OK」と返事をして、嬉しそうな彼のそばにぴったり寄り添う新年会。そっと差し出された手の平が大きくて、重ねると思ったよりも柔らかくて気持ちイイ。彼の緊張がそこからじんじん伝わってきて、目と目が合うと恥じらうように微笑む笑顔がとびきり可愛い。愛いやつめ、と思いながら余裕綽々な自分。気を緩めると暗がりに誘って襲ってしまいそうなのでなんとか自制心を保ち、大人な女を演出する。「いいよ、もっと緊張を解いても」的な癒し系オーラを放つのだ。いや、実際究極の我慢大会のようなもので、彼の美しい鼻梁と柔らかそうな唇があまりに魅力的で苦しかった。とりあえず小粋にあがったヒップラインを撫でるので我慢して、次のデートを楽しみに待つことに。
でも、ひとつだけ小さな誤算がある。それは思ったよりも彼が純粋で、本気モードだったこと。もうちょっと軽い気持ちでデートだけ、なんて思っていた自分だけど、その彼からはちらほら悩ましい気持ちが溢れだしてくる。嬉しいような、心苦しいような。恋することとデートすることはまたベクトルが違うんじゃないかな、なんて思いながらあんまり深く考えてなかったのだね。冷たい窓ガラスの前で二人きり、見つめ合いながら「酒の力を借りてあなたを襲いたくない」と言う彼にしんみり反省する自分。これは小さな恋の始まりなのだろうか。繋いだ右手から感じる温もりに答えが見つからないでいる。明け方のシャッターが降りた地下街を歩きながら、恋の欠片を探して帰路についたのであった。
written by YUKAKO