一生で一番大きな買い物と言われる「おうち」。心からほっとできる場所「おうち」。その選択基準は人それぞれ。SoLライターはどんな基準で、どんなおうちを選んだか。タイプ別にお送りします。

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独身時代、一人暮らしをしていた頃から中古マンションを探していた。家賃のウン万円が毎月消える、というのがどうしても腑に落ちなかった。
結婚後は、夫が2DKの賃貸マンションに住んでいたので、私の飼い猫共々そこに転がりこんだ。
家賃が安く駅も近い。更にはススキノから徒歩圏内という好条件だったが、やはり毎月の家賃が「無」になるのが気に入らなかった。また、ススキノに近いせいか同じマンションの住人は若い世代が多く、すれ違っても挨拶は無し、ごみステーションの使い方は吐き気がするほど汚く分別もされていない。毎朝ごみステーションに立ち、ごみをチェックするババァになろうかと思ったくらいだ。

「マンションを購入したい」と夫に伝えると、夫は張り切ってローンの勉強をし始めたので、私はインテリア講座に通った。中古マンションを見学する週末が続いていたが、たまたま私の実家の近くにできた新築マンションのモデルルームに「インテリアとその配置が見たい」という理由で足を踏み入れてみた。もちろん買うつもりなんて、さらさらなかった。が……。

実家に近く、JR及び地下鉄の駅から徒歩10分以内。目の前には大型ショッピングモールがあるという好条件にもかかわらず、破格のお値段。当初の予算よりかなりオーバーしてしまうが、思い切って購入を決めた。

全てが新品の設備、手入れの行き届いたお庭に、冬はきれいに雪のなくなる駐車場。ごみステーションは臭いさえせず、ペット用のシャワールームや宅配BOXなど便利な施設も利用できる。
これらを管理する労力を買っていると思えば、管理費も安いもんだ。修繕費も本来かかる費用を住人達で「割り勘」していると思えばいい。

……しかし、ローン明細の利息金額を見る度に本当に悲しくなる。
宝くじは欠かさず購入し、ほどほどに節約して繰上返済に向け貯金する今日この頃。どこかに「無利子・無期限・無催促」でお金を貸してくれる人がいると、マンション購入は申し分ないのだけど。


written by yukyux