結婚も、出産も、仕事も、「女」も。すべてを欲張りに楽しむSoLの女性たちが活躍するフィールドはさまざま。このコンテンツでは、キラリと輝く女性たちが、どんな仕事をしていて、どのようにキャリアを重ねてきたのか、実態に迫ります。

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■キネシオロジスト 松本さつきさん


BlogMagazine-SoL -『ソル』-ママ&ワイフを楽しむおんなたち-松本さつきさん

リフレクソロジーにアロマセラピー、カラーセラピーに催眠療法など、体や心を癒すヒーリングやカウンセリングが巷にあふれる昨今。しかし、その中でも「キネシオロジー」を知っている人はまだ少ないのではないでしょうか。
キネシオロジーは、人間行動学に基づいた学問から派生し、カイロプラクティック的なものから、イチロー選手が取り入れているといわれる両脳統合トレーニング「ブレインジム」など世界で200種以上の手法があるそう。その中でも松本さんは、筋肉反射テストと呼ばれる方法を用いて潜在意識下の情報、「本当の自分」の声を聞き、悩みの原因に多角的にアプローチするセッションを行っています。
(詳しくは松本さんの解説 )。
自宅サロンをオープンしてからまだ日が浅いものの、セッションや体験会を合わせ、すでに100人以上に施術、札幌でパイオニアとして活躍中の松本さん。でも実は「最初からキネシオロジストになりたかったわけではないんです」

松本さんのもともとの夢は、漫画家。「1度は普通に大学に入って、就職したかった」松本さんは就職後、「2、3年働いたら退職してフリーの漫画家に」と考えていたそう。妊娠を機に退職、札幌に戻り長男出産後、出版社やフリーペーパーの発行元に自分の描いた漫画を送り、育児雑誌『はっぴーママ』での連載がスタートします。滑り出しは好調でしたが、続けるうちに壁に当たります。「思うように描けない」。

それは「自分の中に眠る可能性を引き出せていないからではないか」と思った松本さんは、さまざまな心理系セミナーに積極的に参加します。自分のことをより知ることができ、新しい漫画の仕事も入ってきましたが、今度は別の疑問が。「マクロビオティックでも、コーチングでも、ヒプノセラピーでも解決できない問題はどうすればいいのか?」。そこで出会ったのが、それらの技術をすべて生かすことができ「答えは自分の体が知っている」キネシオロジー。気がつけば、札幌での養成講座をコーディネート、修了後、プロのキネシオロジストとしての道を歩み始めます。

キネシオロジーはまだ認知度が低いものの、体験者からは「自分の内側から出たものだけあって、とても納得できた」、「思わぬところにつながり、不思議で、とても面白い」、「モヤモヤとしていたものがスッキリした」と好評です。それでも、セッションは子供が幼稚園に通っている間と夜のスカイプでのみとし、今のところは家族優先。「ただ、週末も仕事や自分の勉強で留守にすることが多くて。そういった時は、夫や両方の両親に息子をお願いしています。チャイルドマインダーさんと息子はすっかり仲良し。また、年に1、2回東京に行くこともありますが、いつも私の都合に合わせてくれる夫のために彼1人の時間もつくるようにし、しっかり感謝を伝えるようにしています」。
現在は「漫画2割、キネシ8割」になっているそうですが、「漫画もあきらめたわけではなくて、時間を見て描いています。いまはキネシに重点を置く時期。そこで得た経験をいずれ漫画にしたいと思っているんです」と松本さんは話します。

そして松本さんにはもうひとつ、子供のころの夢がありました。「お医者さんになりたかった。『家庭の医学』を読むのが好きだったんです」。その夢が、キネシオロジストになることへの後押しとなりました。そんな松本さんの今後の夢は「体の不調を診られる『お医者さん』的な人」。「不調や病気に込められたメタファー(隠喩)、メッセージを伝え、自然治癒力の助けになるものを紹介する。そして、ログハウスみたいなセッションルーム兼自宅を、山の近くに建てたいと思っています。まだ先の話ですけど、実現したら、忙しくなりそうですよね」と笑う松本さんの30代は、始まったばかりです。

■松本さつきさん プロフィール
1979年生まれ、札幌市在住。 大学を卒業後、関東でSE職として就職するが、入社9カ月でできちゃった結婚による退職。 2005年に出産、北海道の育児情報誌『はっぴーママ』にて育児漫画の連載開始。 自分の可能性をもっと知るために、コーチングやNLP、セラピーなどの心理療法を学び始める。 2007年より、齋藤慶太氏に師事してキネシオロジーを学び、2008年12月から札幌市の自宅でセッションルームを構えて、提供している。 これまで学んできたことは、マクロビオティック、サイコセラピー、ボディセラピー、レイキ、瞑想など多方面にわたり、それをキネシオロジーに統合して今に至る。 夫と6歳の息子と3人暮らし
松本さんのホームページ「マツモトサツキ のHP」

■松本さんのある日のスケジュール
07:00 起床、瞑想
07:30 夫と子どものお弁当作り、洗濯、片付け
09:30 幼稚園へお見送り
10:00 掃除
11:00 資料作り、イラストの仕事
12:30 個人セッション 
15:00 子どものお迎え、休憩
18:00 夕食
19:00 家族でカードゲームなど
20:30 入浴
21:30 子ども寝かしつけ
22:00 メールなどPC作業
24:00 就寝

■キネシオロジストになるには……
200種類以上あるとされているキネシオロジーだが、日本に入ってきているのはそのうち10種類ほど。自分や家族のケアなどを目的とした筋反射講座・体験会は松本さんの「Boyaju」など札幌でも開かれているが、専門的に学ぶためのコースは東京や横浜、大阪などに通わなくてはならない。養成機関によって教える内容も異なり、期間も短期集中型から1年コースまでさまざま。


written by ズバーン、photo by ナオト