結婚も、出産も、仕事も、「女」も。すべてを欲張りに楽しむSoLの女性たちが活躍するフィールドはさまざま。このコンテンツでは、キラリと輝く女性たちが、どんな仕事をしていて、どのようにキャリアを重ねてきたのか、実態に迫ります。

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■マナーインストラクター 入沢紀子さん


BlogMagazine-SoL -『ソル』-ママ&ワイフを楽しむおんなたち-入沢紀子さん


ブログマガジンSoLライター陣の多くが住んでいる北海道は、あこがれの観光地としても有名。しかし、「素材一流、マナーは三流」などという言葉も聞かれるほど、「もてなしの心が足りない」とも言われます。そんな状況に、「北海道の人は心がきれい。表現の方法を磨けばもっと良くなる」と、SoLのコンテンツ『マナーの虎』でおなじみ、「のりのり」こと入沢紀子さんは主張します。

入沢さんが伝えているマナーは、周りを温かな気持ちにする思いやりなどの「心のマナー」。「子育てこそ人材育成の基礎」と考える入沢さんは、企業への研修のほか、母親向けのレッスンを中心に活動しています。その「マミーズ・マナーレッスン」では座談会スタイルを重視。「子育てにはいろいろな考え方があって、世の中ではそれをひとつに集約し、違うものは排除しようとする動きがあるけど、違うから間違いではない。私が一方的に話すより、みんなで意見を出し合った方が、気づいてもらえると思うんです」と入沢さん。

また、よく聞かれるのが「しつけっていつから始めたらいい?1歳や2歳の子に何がわかるの?」といった質問。
入沢さんの答えは「それは親の中にあります」。何歳からではなく、その時その子に伝えることはちゃんと親が持っている、と言います。「マニュアルに頼りたくなるけれど、祖父母や両親から受け継がれてきた軸、それを大事にしてほしい」と力を込めます。

入沢さんとマナーの出合いは最初に就職した会社でのこと。社長秘書だった入沢さん、取締役から文字通り「しごかれた」そう。「線の上を歩かされるとか、お客様にお茶を出す際、器を置いてから1ミリ動かす、とか……でもその厳しさがあったからこそ、ほかの社長さんたちからほめられることが多かった。そしてその取締役から『いつかマナーを仕事にするといい』と言われたんですが、現実になっちゃいましたね」。ご主人が札幌に転勤してきたのを機に「椿武愛子マナースクール」に入り、1年半後、マナーインストラクターとしての活動を始めます。

さて、冒頭の話に戻りますが、マナーを仕事にしているからこそ、飲食店や商業施設での接客がつい気になってしまう入沢さん。先日家族で出かけたニセコでは、ホテル従業員の接客に感動したそう。でもその従業員のほとんどは道外出身。「北海道にいい人材がいれば、地元ならではの知識が役立てられるのでは。自然豊かな土地で育った北海道の人の心のマナーが、観光に生かせることがあるはず」。
「マナーを仕事に」と思い始めて10年。次の10年、20年では「北海道を人材の宝庫に」。マナーを通してかかわれることを探っていこうと考えています。

■入沢紀子さん プロフィール
椿 武愛子オフィス 所属 マナーインストラクター、日本グッドトイ委員会認定 おもちゃコンサルタント。
我が子を「愛される人」に育てるため、ママこそマナーを!という思いでお母さん・お子さんを対象にしたマナー・しつけレッスンを主宰。しつけには信頼関係が不可欠という観点から、遊びの会も開催している。 また、社員研修などでは「心のマナー」を提案。 形のマナーより、考え方・とらえ方・表現方法などに重点を置いている。 趣味は旅行・キャンプ・料理・読書。主人と11歳の娘がいる。札幌生まれの39歳。
入沢さんのブログ「未来のきら星☆プロジェクト」

■入沢さんのある日のスケジュール
06:15 起床、軽いヨガ
06:30 着替え・朝食作り
07:00 朝食
07:50 娘を学校へ送り出す
08:00 部屋の掃除・片付け・レッスン準備
10:30 マナーレッスンや遊びの会スタート
12:00 レッスン・遊びの会など終了
13:00 昼食(一人で家ランチまたは友人と近所で)
14:30 レッスンの参加者へお礼のメール・ブログアップ
15:30 娘、帰宅・おやつ
16:30 夕食の買い物・準備・洗濯などの家事
18:30 夕食
20:00 娘とお風呂
21:30 娘、就寝
レッスンやイベントなどの企画、レッスン用お菓子を作る
23:00 部屋をザッと片付ける・ストレッチ・読書
23:30 就寝

■マナーインストラクターになるには……
各養成スクールに通い、認定試験に合格するというのが一般的。講師によってサラリーマン向けだったり女性向けだったりとマナーの性格が少しずつ異なる。民間団体の検定としては、「ビジネス実務マナー検定(財団法人実務技能検定協会)」など。インストラクターになるには、上級の試験に受かった上で協会への登録が必要とされるものもある。また、マナー講師に直接弟子入りする方法もあり、入沢さんもこのタイプ。講師として独立できる水準に満たず、何年も下積みで苦労している人もいるとか。


written by ズバーン、photo by ナオト