結婚も、出産も、仕事も、「女」も。すべてを欲張りに楽しむSoLの女性たちが活躍するフィールドはさまざま。このコンテンツでは、キラリと輝く女性たちが、どんな仕事をしていて、どのようにキャリアを重ねてきたのか、実態に迫ります。

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■オーガニックカフェ「info.○(インフォーマル)」マネージャー 宮澤美己子さん

BlogMagazine-SoL -『ソル』-ママ&ワイフを楽しむおんなたち-宮澤美己子さん


カフェブームがすっかり定着したこのごろ、「将来はおしゃれなカフェを開きたい」と考える女性も少なくないのではないでしょうか。しかし、「カフェは、私にとって言ってしまえばおまけのようなもの。安心・安全な食材を提供する場、人の知恵を次世代につなぐ場。そういった場所をつくりたかったんです」と宮澤さんは微笑みます。

食の安全を意識しだしたのは、小学校のころ。「母が『食品添加物は良くない』という考えで、いろいろ気を遣っていたと思います。中学3年生の時の弁論大会で『添加物を排除する運動をしたい』と語ったのが原点ですね」と話す宮澤さん。
短大卒業後は栄養士として3年ほど病院に勤務。結婚後、専業主婦をしていた間も主婦グループで食の勉強会を開催、4年前からは8人ほどのグループで遺伝子組み換え食物などについての勉強会やセミナーを開きました。その中で、活動拠点をつくりたい―と、2年前に仲間3人で会社を立ち上げ、カフェをオープンさせました。

カフェでは、有機野菜をふんだんに使った定食を中心に、一品料理やスイーツなども提供しています。食材を仕入れている農業法人は、開店する2年前に開いたスローフードを考えるイベントで知り合って以来のおつきあい。また、店内はギャラリーとして無料開放しているほか、夜はイベントスペースとして貸し出しており、「ギャラリーに作品展示してくれた人の紹介でライブを開いてくれた人や、客として来たのがきっかけで歌ってくれた人もいる。素敵な人たちに出会えて本当に感謝しています。開店当初こそお金の持ち出しは多かったですけど、人との出会いは財産。そして農業を大切にしている人の思いや、素敵な人たちの活動を、このカフェを通じて応援したい」と話します。

3人の男の子の母親でもある宮澤さんは、「小さい子連れで行ける場所ってなかなかないから」と、親子での利用を歓迎しています。カフェでイベントを開く若い母親たちの姿に刺激を受けることも多いそう。
その上で、彼女たちに自己否定感が強いのが気になるといいます。
「まず、自分を好きになってほしい。独身の人、子どもがいる人、それぞれの役割があり、資格とか持っていなくたって、その存在だけでとっても素敵。それに気づいてほしいんです。自分のことが好きで、輝いて生きていれば、年を重ねるのだって全然怖くない(笑)」。
さまざまな人が集まるこの店で、食や子育ての大切さ、そして人間愛を伝えていくこと。その目標を胸に、宮澤さんは走り続けます。

■宮澤美己子(ミキコ)さん プロフィール
1961年生まれ。オーガニックカフェ「info.○」を経営する株式会社ミックコーポレーション取締役。ちなみに「ミック」は会社を立ち上げた3人の頭文字から取っている。癒しの活動をしたいと心理学に興味を持ち、2005年メンタルケアスペシャリスト資格を取得。さらに、自己表現とコミュニケーション能力を高めようと、2年間東京へ月2回通い、2007年パフォーマンスインストラクター、パフォーマンスカウンセラー資格を取得した。現在は、ベビーマッサージ普及のお手伝いをしたいと、「hocoru」でインストラクターの勉強中。今後、心も身体も癒す薬膳アドバイザーの資格取得や癒しをテーマにした講演活動も計画している。
お店のホームページ オーガニックカフェ「info.○」

■宮澤さんのある日のスケジュール
08:00 起床
08:30 朝食
11:00 出勤
12:30 昼食
15:00 打合せ
16:00 イベント準備
17:00 夕食
18:00 イベント
23:30 帰宅
25:00 就寝

■カフェのオーナーになるには……
絶対必要なのが「食品衛生責任者」の資格。調理師免許や栄養士資格を持っていればそれで代用されるが、なければ保健所に行き1日講習を受講する。調理師免許はなくてもよく、それより調理の腕、どういった飲食物を出すかといったメニュー構成が重要となってくる。あとは、保健所の営業許可や税務署、消防署への届け出が必要。最近では、コーヒーの知識や技能、カフェ開業のノウハウが身につく通信講座もある。


written by ズバーン、photo by ナオト