結婚も、出産も、仕事も、「女」も。すべてを欲張りに楽しむSoLの女性たちが活躍するフィールドはさまざま。このコンテンツでは、キラリと輝く女性たちが、どんな仕事をしていて、どのようにキャリアを重ねてきたのか、実態に迫ります。

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■心理セラピスト 西谷真美さん

BlogMagazine-SoL -『ソル』-ママ&ワイフを楽しむおんなたち-西谷真美さん

「SoL」のママ読者の中でも、子供が泣いてばかり、駄々をこねる……と育児に悩んだことのある人は少なくないのではないでしょうか。3児の母である西谷さんも、かつてはそんな一人。「子供が泣くとイライラするのは、自分自身が子供のころ泣かせてもらえなかった、その封じ込めた感情が刺激されるから。私も昔はそうだったの」。自身の体験に裏打ちされた講演やセラピーは、札幌だけでなく道内外の多くの母親たちを癒しています。

西谷さんがセラピストとして独立し、サロン「Blue Winds」を札幌市内に構えたのは7年前。最初に訪れた不動産屋ですぐに物件が見つかり、オープン直後から口コミで次々とクライアントが来るなどスタートは一見、順風満帆。しかし1カ月ほどでセラピーの予約も減ってしまい、その年初めに離婚していた西谷さんは、子供2人を抱え、早朝バイトと掛け持ちしながらなんとか生計を立てていたとのこと。1年ほどでサロン経営が軌道に乗り、今の夫と出会うも、三男を妊娠。「お金、現夫とのパートナーシップ、そして三男の子育て。これらの苦労を乗り越えて私は精神的な強さを身に付けた。プライベートで起こったことがダイレクトに仕事に生きたんです」と西谷さんは振り返ります。

個人のトラウマを癒すことから始まった西谷さんのセラピーは、次第に家族の癒しをテーマにしたものにシフトしていきます。「セラピーにもさまざまな手法があるし、私も多くの人をカウンセリングしてきたけれど、本当に大切なことはとてもシンプル。人は皆、愛されたいし愛したい。でも、胎児、出生時のトラウマで『自分は愛されていない』と勘違いしている人が本当に多いんです。自分のありのままの感情に寄り添い、本当の気持ちを伝え合うこと。何を言ってもいい『安全な空間』を各家庭につくること。それをもっともっと多くの人たちに伝えたいと思っています」。

セラピストになる前は「普通の専業主婦」だった西谷さん。いくつかアルバイトはしたものの「自分が本当に何をしたいのかわからなくて悩んでいた」といいます。ある時ふと「人の能力や本質を見極め、それをサポートする仕事をしたい」とひらめき、そこからどんどん道が開けていきました。「私は大学も出ていないし、学生のころは挫折もたくさんした。でもだからこそいろんな人の気持ちに寄り添うことができ、小学生にもわかりやすい話をするように心がけています。今の仕事は年を重ねたからできること。人生に無駄なことはひとつもないんです」。

■西谷真美さん プロフィール
1962年5月生まれ、札幌市在住。赤ちゃんから大人までを対象にした、愛を受け取る意識の再誕生セラピー、感情の根源的セラピーを行い、心の中に平安・安心を見つけ、より幸せな人生・家庭を築くサポートを行っている。心理・コミュニケーション講座や講演活動を全国各地で行い、独自の誰でもわかりやすい心理学的理論をもとに、自分との向き合い方や心のしくみ、人生を幸せに変える方法を伝えている。子育て、恋愛・結婚・パートナーシップ、女性性の開花と統合など、人と人がより親しく繋がり、大好きを伝え合う社会を創ろうと、様々な角度から幅広く活動している。
ホームページ「Blue Winds」

■西谷さんのある日のスケジュール
04:00 起床、自分の時間
06:00 お弁当作り、長男・次男の朝食
07:00 上の子供たち送り出し
07:30 三男・夫 起床、一緒に朝食
08:45 三男を保育園へ(夫の場合もあり)
09:30 セラピールームに出勤(掃除&準備)
10:00 講座 or 個人セッション
18:00 保育園お迎え、買い物、帰宅
19:30 夕食、家族団欒
20:30 入浴
21:00 自由時間(リラックスタイム)
22:30 就寝

■心理セラピストになるには……
心理療法、カウンセラーは、国家資格ではなく、民間の認定資格。養成スクールや、認定資格を持つセラピストの元に通い、そこで認定試験に合格すればよい。西谷さんの「Blue Winds」でもチャイルドセラピスト・セラピストの養成講座を開いており、卒業生が各地で活躍している。



written by ズバーン、photo by ナオト