結婚も、出産も、仕事も、「女」も。すべてを欲張りに楽しむSoLの女性たちが活躍するフィールドはさまざま。このコンテンツでは、キラリと輝く女性たちが、どんな仕事をしていて、どのようにキャリアを重ねてきたのか、実態に迫ります。

-----------------------------------------------------------------

■ベビーマッサージインストラクター 中島直子さん

BlogMagazine-SoL -ブログマガジン『ソル』-ママ&ワイフを楽しむおんなたち


ママの手で赤ちゃんのおなかに大きなハートを描いてくださいね~」。中島さんの指導のもと、ニコニコ笑顔の赤ちゃんに、緊張気味のお母さんの表情もふっとゆるみます。ベビーマッサージ(ベビマ)は、優しくなでることで、おなかの調子が良くなる、体の発達を促すなどの効果がありますが、「それよりも大切なのは、赤ちゃんの心に、お母さんの愛情をすりこんでいく、深い深い親子のコミュニケーションということです」と中島さんは力を込めます。

中島さんとベビマとの出会いは、次女を自宅出産した6年前。代替療法に関心を持ち、アロマテラピーを学びに通ったスクールで知って、自宅で楽しむようになりました。その後、次女の幼稚園入園で時間が空くようになったことで、「赤ちゃんにかかわる仕事をしたい」とベビーマッサージインストラクターの資格を取得。知り合いなどにレッスンを行いながら、さらに子供の心理について学び、「愛情をかけるのに遅すぎることはない」と、赤ちゃんだけでなく子供も対象にしたマッサージを、出張レッスンやグループ講習会「ベビマparty」を通し広めています。

「ベビマで伝えたいのは『生まれてきてくれてありがとう』の気持ち。お母さんが体に表した愛情は、心の奥深くに届いて、子供が大きくなってからも、自己肯定感としてずっと残ります。そういう子は自分も他人も大切にできる。親子のコミュニケーションで困った時にベビマがあると、子育てがラクになりますよ。私自身も助けられました」。

とはいえ、最初のうちは儲けも出ず、「仕事」と呼べる状態ではなかったそう。それでも「続けることに意義がある」と信じてレッスンを重ね、イベントに出展し続けた中島さん。「ベビマは金儲けの道具ではないと思っているし、今も儲かってはいないですが(笑)、何より、お母さんと子供が喜んでいるのを見て、私自身が楽しくて。ベビマでみんなに喜んでもらえて、生きてきてよかった!と思えるくらい」。今では、「ベビマparty」は告知と同時に満員になるほどの人気ぶりです。

4月に念願のサロンをオープン、今後はさらなるベビマの普及へ、後進の育成に力を入れるとのこと。5月からはインストラクター養成スクールを開校し、さっそく指導にあたる。「自分1人でできることは、限界があるんですよ。私ひとりで100人に広めるより、10人のインストラクターが100人に広めたら、1,000人の人がベビマを知ってくれる。もっともっとたくさんの人にベビマを知ってほしいんです。世界中の子供がベビマで満たされてくれたら、その子たちが大きくなった時に、豊かな社会になっていると思うんですよね」。

■中島直子さん プロフィール
honokaハートフルタッチケア協会認定ベビマセラピスト兼トレーナー。アロマコーディネーターやメディカルハーブコーディネーターの資格も持つ。ママの癒しとHAPPYをテーマに、出張ベビマレッスンやハーブティー講座などを行っている。札幌市内に「HOCORU」サロンを開設。「HOCORU」はありのままの子供を誇る、自分自身を誇るの意から。35歳。家族は夫と9歳、6歳の娘。
中島さんのホームページ「HOCORU」

■中島さんのある日のスケジュール
6:00 起床
7:00 朝食
8:00 子供、夫送り出し
9:00 サロンに出勤
10:30 ベビマparty
13:00 解散、昼食
14:00 打ち合わせ
16:00 雑務
17:00 子供を児童館にお迎え、帰宅
19:00 夕食
19:30 入浴
20:30 マッサージタイム(ときどき)
21:00 子どもたち就寝
22:00 就寝

■ベビーマッサージインストラクターになるには……
公的な資格ではなく、民間の団体が運営する養成スクールに2、3カ月ほど(スクールによって期間は異なる)通い、認定試験に合格すればよい。中島さんの「HOCORU」でも、講義10時間+実技10時間の講習でインストラクター資格を取得できる。「経験こそが何よりの勉強。一緒に成長しましょう!」


written by ズバーン